74284と74285
74シリーズの変り種(その2)で取り上げた乗算器の74284と74285、去年国内の某ショップにて見かけたので思わず1つずつ買ってしまいました。
これが積の上位4ビットを受け持つSN74284Nです。
こちらは下位4ビットを受け持つSN74285Nです。
世界TTL/IC規格互換表によると作っていたのはTexas InstrumentsとNational Semiconductorのみで、LSなどは作られずにノーマルのみだったようですね。
出土品が自宅から出てきたものなのに対し、こちらは自宅以外で見つけた掘り出し物たちです。
74シリーズの変り種(その2)で取り上げた乗算器の74284と74285、去年国内の某ショップにて見かけたので思わず1つずつ買ってしまいました。
これが積の上位4ビットを受け持つSN74284Nです。
こちらは下位4ビットを受け持つSN74285Nです。
世界TTL/IC規格互換表によると作っていたのはTexas InstrumentsとNational Semiconductorのみで、LSなどは作られずにノーマルのみだったようですね。
ウクライナから買った石でニキシー管用のデコーダ・ドライバのSN74141が入手困難らしいと書きましたが、その後eBayで度々見かけたのでいくつか購入しました。単にこれまで欲しいと思わなかったので目に入っていなかっただけみたいです。
これはオリジナルのTIのSN74141ANです。元々SN7441というのがあって、それの改良版です。
SN7441もSN74141もBCD-to-Decimal Decoder / Driverというもので、デコーダの出力は60Vという高耐圧のオープンコレクタになっています。これは多くのニキシー管のカソードを直接ドライブ可能です。
前回無事にZ8001が動作したわけですが、あれは以前中国から買ったもので念のため製作と並行して国内でZ8003も調達していました。
東芝製のTMPZ8003P-6、Z8003のセカンドソース品です。
Z8003というのはZ8001を仮想記憶対応したもので、MC68000に対するMC68010のようなものです。同様にZ8002に対するZ8004というのもありますが、セグメント無しの仮想記憶という需要はあまりなかったためか見かけませんね。
このところ古いデバイスを調達するのはeBayが多いんですが、目的のものを検索した後にそのショップの出品リストをざっと眺めるんですよ。同じとこからまとめて買えば送料節約できるので。
これもそうして買ったものの一つなんですが...
以前AY-3-8605のところで「カラー出力用のAY-3-8615」というのがありました。
その型番がぼんやりと頭の中にある状態で出品リストを眺めていたら、「んっ」と引っ掛かったんですよ。それがこれでした。
データシートを探すと「Color Processor Chip」とあります。それで中身をよく確認せずに買ってしまったんですが、全くの別物でした。まぁ$3.00だったので返品する方が面倒くさいですね。
ニキシー管を入手したら次はドライバが欲しくなります。ということで調達したのがこれです。
ニキシー管の陰極は高い電圧がかかるので通常のTTLのオープンコレクタではドライブできません。以前は専用のSN74141という高耐圧のBCDからのデコーダがあったのですが現在では入手困難らしいです。
トランジスタやホトカプラで使えるものを探そうと思ったのですが...
SN74141の相当品で旧東側製のК155ИД1というのがあって今でも手に入るらしい。それでeBayで探したところ中古品を安く売っているところがあって、よく見たら何とウクライナのショップでした。"This package may be delayed due to shipping carrier service disruptions."とあって少し不安もありましたが注文してみました。
これには手を出すまいと思ってきたのですが...
誘惑に負けて買ってしまいました。
いわゆる真空管の一種ですが、厳密には真空ではなくネオンなどのガスが封入してあります。
Z573Mというのが型番、WFがメーカーだと思うのですが、Z573Mで検索するとメーカーとしてRFTというのも出てきます。これらの関係はどうなっているのでしょうか。
でもまぁデータシートは見つかっているので何とかなるでしょう。
前回に引き続きピギーバック品をもう一つ。
沖のMSM85C154です。
対応するマスクROM品はMSM83C154で、これは80C51の拡張版です。本家のIntelは開発用としてはUV-EPROM内蔵の8751/87C51を用意していました
ROM無しタイプはI/Oピンが減ることもさることながらROMへの配線が面倒ですし、UV-EPROM内蔵タイプは専用ライタやアダプタが必要になるので、個人的にはピギーバックタイプは好きですね。ROMエミュレータを使えるのもメリットです。
またちょっとレアなパッケージのマイコンを入手しました。
NECのμPD78CG14E、μPD78C10のピギーバックタイプです。
μPD78C1xシリーズの開発用で、他にUV-EPROMまたはOTP ROM内蔵のμPD78CP14というのも存在します。OTP ROMのは少量生産用ですね。
マスクROM品のROM容量は4kB/8kB/16kBですが、このμPD78CG14Eに載せるROMはなぜか27C256相当品と指定されています。A14に対応するピン27はVSS固定になっていますから前半16kB分しか使えません。
Twitter で存在を知って調べてるうちに、面白そうだ... 欲しい... 買おう... となって買ってしまいました。
HPの1820-1692、他にクロック(と電源電圧)の異なる1820-1691というのも存在します。
以前取り上げた1820-2151のような他社品のHP型番ではなく独自デバイスのようです。製造を他社に委託している可能性はありますが...
User's Guideを読んでいくとハード的にもソフト的にもかなり変わったプロセッサであることがわかります。
まずはハードウェアの特徴から。