出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

ZZ86のマニュアルが出てきた

2023-12-27 17:37 — asano

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また探し物をしていたら...... 今度はこんなものが出てきました。


ZZ86というのはPC-9801シリーズ用の逆アセンブラ、そのマニュアルだけが発見されました。

逆アセンブルはコード領域とデータ領域の分離とか、ラベルの命名とか、全自動ではうまく行かずに人が補助してあげないといけない部分があります。このZZ86はその作業を対話的に行なうことができるのがウリでした。

当時PC-286note-F, PC-386note-Aを買ったあと自分の環境整備のためにいろいろ逆アセンブル(DEBUG.COMを使っていたように記憶しています)していたので買ったのです。

ところが私がPC-9801シリーズを(というかMS-DOSを)使っていた期間は短く、あまり活用できなかったのでした。

CE-130Tのマニュアルが出てきた

2023-12-11 14:47 — asano

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ポケコン用のレベルコンバータCE-130Tのマニュアルが出てきました。


以前PC-1350のところで少し触れましたが、いわゆるRS-232の電圧レベルに変換するユニットです。

中学・高校の頃は電車通学だったこともあり、通学中に電車の中でいじれるポケコンを愛用していました。

PC-1246, PC-1261といった機種を持っていて、これら同士はカセットインターフェイスを介してある程度のやり取りができましたが、パソコンとは無理だったのです。

そんなとき買ったPC-1350はシリアルポートを持っていて接続できるらしい......

当時そんなにお金に余裕はありませんでしたが何とか貯めてこれも買ったのでした。

初めて買った雑誌

2023-11-02 14:10 — asano
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またちょっと探し物をしていたところこんなモノが出てきました。


雑誌『模型とラジオ』の1981年11月号、実はこれ初めて自分で買った雑誌だったりします。

以前私の雑誌遍歴にも書いたように『子供の科学』『模型とラジオ』は学校の図書室や地域の図書館で読んでいましたが、遂に自分で買ったのがこの号になります。

これ以前も『太陽』のロボット特集やパズル特集号なども家にありましたがそれは父が買ってくれたものでした。

『模型とラジオ』は結局もう2冊(1982年1月と2月)を買っただけで『初歩のラジオ』に移行し、その頃からいろいろ買いまくるようになります。1983年から数年間は毎月何種類も買っていて、今から考えるとよくお金があったなぁとちょっと不思議。昼食代とか交通費とかケチってつぎ込んでいたような気もします。

MAS3507とDAC3550

2023-10-19 21:34 — asano

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出てきた中にはスイッチやコネクタだけでなく半導体もあります。


まずはMAS3507D、これはMP3デコーダICでDC-DCコンバータも内蔵しています。出力はI2Sなので後段にはD/Aコンバータが必要です。

MP-ROMの他、確かmpmanにも使われていたような記憶があります。mpmanの内部はまだ取り上げていないので近いうちに分解写真を撮りたいですね。

山一ソケット

2023-10-18 21:27 — asano

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最近出てきたもの、まだ続きます。


ということで今回はこの山一電機製の64ピンのソケットです。

これはMC68kボードを作った時に買った余りかな。当時お金に余裕はなかったので安いソケットを使っていましたが、この64ピンだけは選択肢が少なくてこれを選んだような。

このソケット、なぜか両側に凹みがあるんですよね。向きを示すマーク以外の何かの用途があるのかもしれません。向きについてはメーカロゴは片側にしかないのでそれを目印にするのが良さそうです。

懐かしいスイッチ

2023-10-16 22:00 — asano
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最近発掘された部品はまだまだあります。ということで今回はプッシュスイッチです。


一つ目はこのプッシュスイッチです。

これ子供の頃に工作によく使ったスイッチですね。以前LX-3400のところでキットで買ったと書きましたが、確かそのキットにはこれが6つ使われていたように思います。

一時期(20年位前かな)秋月でも扱われていたこともありました。当時、昔のものとどこか異なっていたと感じた記憶があるのですが、それがどこだったのかよく憶えていません。

今回出てきたこれはいつ買ったものなのだろう?

さて、これメーカとか型番はどうなっているのだろうかと探したところ......

FCN-360シリーズコネクタ

2023-10-15 13:15 — asano

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前回に引き続き今回も出土品、しばらく続くと思います。


ということで今回はコレ、富士通コンポーネントのFCN-361J048-AUというコネクタです。

どこかで聞いたような型番だな、などと思った方もいるかもしれません。

これのピン数違いのものがFM-7の拡張スロットに使われていました。一般スロットが32ピン、Z80カード用が40ピンです。

これは48ピンですが、何で持っているのだろう? まったく心当たりがありません。

LQT-100KX

2023-10-12 20:39 — asano

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探し物をしていたらまた色々なモノが出てきました。

ということで今回はコレ。


京セラのLQT-100KX、分周回路を内蔵した水晶発振器です。

水晶発振器モジュールなど無数にある中、このシリーズの特徴は周波数がやたらに低いことにあります。例えばこのLQT-100KXの出力は 12.5kHz, 25kHz, 50kHz, 100kHz で、シリーズの中ではこれでも高い部類です。

低いものではLQT-50X-3が 12.5Hz, 25Hz, 50Hz、LQT-60X-3は 15Hz, 30Hz, 60Hz です。これは電源同期式だったものの置き換えに良さそうですね。

これ原発振はどれくらいなんでしょう?

時計用に32.768kHzがあるので100kHzくらいならそのまま行けそうですが、50Hzなどはもっと上で発振させて分周かな。

BBD

2023-07-23 13:34 — asano
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ちょっと珍しいデバイスが出てきましたので今回はそれについて書いてみたいと思います。


それがこのMN3208、8ピンですが少し変わったパッケージですね。14ピンの内側6ピンを抜いたようなものです。

これはBBD(Bucket Brigade Device)と呼ばれるオーディオ用の遅延素子です。原理は...... 大雑把にアナログ値を扱えるシフトレジスタといったところでしょうか。大量のコンデンサを並べて電荷を順に転送していくことからBucket Brigade(バケツリレー)と名付けられました。

MN3208は2048段でクロックは10~100kHzなので遅延時間は10.24~102.4msとなります。えっ、計算が合わないって?

2相クロックを用いて1つおきに空にしている(でないと転送できない)ためです。