NTT技術史料館 (第5回)
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5回目となるNTT技術史料館シリーズですが、今回で最後です。
このような部品単体の展示もあります。
どちらも中継用に使われた真空管です。電電公社向けに製造されていたもののようですが、今回調べてみると個人で所有されている方やアンプを作った話なども出てきます。放出品などが入手できたのかもしれません。
5回目となるNTT技術史料館シリーズですが、今回で最後です。
このような部品単体の展示もあります。
どちらも中継用に使われた真空管です。電電公社向けに製造されていたもののようですが、今回調べてみると個人で所有されている方やアンプを作った話なども出てきます。放出品などが入手できたのかもしれません。
LCC(Leadless Chip Carrier)84ピンのソケットが手に入りました。以前、PLCCとLLCCのソケットで68ピンのものを取り上げましたが、H8/330やH8/536に合うものは持っていなかったので探していたのです。
3Mの284-1273-00-1102JHという型番のものです。LCCはピン数が同じでも形状の違うものが多いので、よく確かめずに買うとデバイスが入らないということになりかねません。
近代科学資料館の最終回はデバイス編です。
Intel, Motorola などの有名どころも当然ありますが、日本独自のこんなマイクロプロセッサもあります。
左端のT3190は12ビットのプロセッサ、TLCS-12Aという呼び名のほうが有名です。ピンを数えると36ピンみたいで、これも珍しいですね。
隣の3つあるのはTMM111C、128×4bitのSRAMです。蓋が円形なのが面白いです。
次のTMM312P-1は256×4bitのSRAMです。
さらに右のTMM121-1は512×4bitのUVEPROMです。4ビット幅のUVEPROMは非常に珍しいですね。
残りは下記リンク「東芝マイコンの歴史」の「第1回: 東芝初のマイコン」によると次のような機能でした。
とても懐かしいラグ板です。最後に使ったのはいつのことでしょう?
これは平ラグと呼ばれるものです。
昔読んでいた「初歩のラジオ」などで入門者向けのトランジスタ1石~3石程度の工作によく使われていましたね。今の入門者も使っているのでしょうか? いきなりブレッドボードを使っているのかもしれません。
これは4×2の小さなものですが、20×2といった長いものも存在します。
昨日帰宅しましたので、いつものペースに戻ります。
ジャンク箱から出てきたのですが、何なのか不明なパーツです。
DIPのような足で、ピン間隔は200milで手前と奥の間隔は600milでした。
試しにピン間の抵抗を測ってみたところ、左手前と左奥が導通、右手前と右奥も導通していました。手前の左右間はオープン、奥の左右間もオープンでした。念のため極性を逆にしてみても違いはありません。
最近はあまり見かけなくなりましたが、電源トランスも出てきました。
トヨデン(豊澄電源機器)製の電源トランスです。最近ではノイズを気にするオーディオ等も含めてスイッチング電源が使われることが多くなり、滅多にお目にかかれなくなりました。
下側の端子が1次側の100V入力です。上には5V 0.1Aの2次巻線が2系統あります。
一度何かに使ってからバラしたもののようですが、5V 0.1Aなんて何に使ったのでしょう? 記憶に無いですね。
整流して3端子レギュレータを使うなら3V程度の出力しか取れません。2つの出力は当然絶縁されていますから直列にして使用することもできますが、このラベルからは極性がはっきりしません。
これはディレイライン、ディジタル信号を遅延させる素子です。
東光の101RET5008L-2というもので、データシートによると最大で5nsの遅延が得られるようです。
残念ながら型番の命名方法は記載されていませんが、「101」はインピーダンスが10×101Ωであることを、「RET」はシリーズ名、「5008」は遅延時間が500×10-8msを表しているのではないかと思います。「101」のような表し方はコンデンサの容量や抵抗のカラーコードに使われているのと同じ考え方ですね。
こんな5nsなんて短時間のディレイ、何に使おうとしたのでしょう?
秋月で買ったと思われるチューナーユニットが出てきました。
ハンダの跡があって明らかに取り外したものとわかります。
今回出てきたのは現物が2つ、紙1枚の資料も一緒に貰ったと思うのですがそちらは未発見です。
いつか弄ろうと思って放ってあったのですが、その機会は永遠に失われてしまいました。これTVのアナログ放送のチューナーなのです。
幸いカバーはハンダ付けされていなかったので開けてみます。