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個人的に製作してきたものの紹介です。

電子的なものがほとんどですが、そうでないものも出来るだけ出していきたいと思っています。

回路図、ソースコードなどは出来ればすべて載せたいのですが、以下の理由で難しいものが多いです。

  • 回路図については無いものが多い
  • 残っていないのではなく、そもそも書かないことが多かったためです。

    • どうせ1台しか作らないのだから紙に線を引くのと、実際に配線する手間は大して違わない。
    • バス配線などは書かなくてもわかる(各デバイスのD0同士を接続するなど)。ずらすなど注意を要するところだけメモがあれば困らない。
    • 雑誌などの記事・データシート・アプリケーションノート等を参考にしたところはそれを見ながら配線すればよい。

    もちろん仕事ならば書きますが。

  • 著作権的に公開でない
  • 特に古いものでは雑誌など掲載のものをベースにしているものがあり、オリジナルと分離できないものは公開できません。

  • 古いメディアに入っている
  • 5インチや8インチのフロッピーだったり、PC-9801フォーマットだったりして読むのが難しいものがあります。

  • 本当に失われた

ケミコン破裂!

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これも随分昔の出来事です。記憶で書いているので細部は間違っているかもしれませんのでご了承ください。

目的とか細かいことは忘れてしまいましたが、その日私は電源回路を作っていました。トランスと整流ブリッジとケミコンだけだったので、模型のモータ用だったのか、単に部品の確認をしていたのか、残念ながら思い出せません。

トランスは何かをバラして取り出したものだったと思います。
整流ブリッジは... ゲルマニウムでもなくシリコンでもないセレン整流器でした。四角い板が何枚か間隔をあけて重なっていて、端子には「~」「~」「+」「-」のマークがあったのでブリッジですね。こんなものを購入するはずも無いのでこれも何かから取り出したものでしょう。
でケミコンだけは普通の新品でした。1000μF 16Vだったんじゃないかな。

とりあえず接続して試しに通電したところ、

「ポンっ」

という大きな音と共に部屋の中に白煙が立ち込めました。慌てて電源を切ったのは言うまでもありません。

安定化電源(可変式)

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前の安定化電源(切替式)は乾電池の代替のためのものでしたが、これは様々な実験にも使えることを目指したものです。


これは今でも時々使用しているもので、電源を入れた状態で撮影しました。

左のシーソースイッチはAC一次側のスイッチ、通電時には緑LEDが点灯しますが、よく考えたら電圧計の表示で通電はわかるので要らなかったですね。
中央上の電圧表示は出力電圧を測定して表示しています。
下はもちろん出力端子です。
右は電圧調整ツマミで多回転タイプを使用しています。

DC-DCからモクモク

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ちょっと思い出したので今回は大昔の失敗について書いてみたいと思います。

2716 (持っていたのは東芝のTMM323)用のROMライタを作っていたときのことです。
今のFlash ROMは5Vや3.3V単一電源のみで書き込めますが、昔のUV-EPROMは書き込み用に高電圧が必要でした。それも27256以降の12.5Vならパソコンのスロットから拝借する(PC-8001mk2では+12Vが供給されていましたし、個人的な書き込みなら0.5Vの差は無視しても一応書き込めます)手もあるのですが、その前の2764, 27128では21.3Vが必要だし、このときの2716では25Vが必要でした。
もっと古い1702では50V近い電圧が必要(電源だけでなくロジックラインも!)だったらしいですが、私は経験ありません。

さて25Vともなるとさすがに自分で作るしかありません。ということで参考にしていた記事どおりにTL497でDC-DCコンバータを構成します。このICは出力電圧を抵抗で分圧して内部の基準電圧と比較することによって出力電圧を決めているので、この分圧用の抵抗は外付けになり、欲しい電圧によって値を決めることになります。

どこでもドア (製作編)

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たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。


「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。

MC68kボード (第5期工事編)

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いよいよ最後の第5期工事編です。

MC68kボード 第5期工事部分
第5期工事は大幅なRAMの増設です。CP/M-68KではRAMは128kBあればCコンパイラ等の開発環境も不自由なく使用できるのですが、せっかくセグメントの無いフラットなメモリ空間が使用できるのにその恩恵に与れないのは悔しいのでもう512kB増設することにしました。

MC68kボード (第4期工事編)

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第4期工事はI/O高速化のためのPIOの追加になります。


第3期工事まででCP/M-68Kが動作するようになりましたが、フロッピーディスクへのアクセスを含め全てのI/Oがシリアルを経由するため遅いという問題がありました。そこでI/O機能を提供しているPC-8001mk2との間により高速な通信路を確保することにしました。

MC68kボード (第2期工事編)

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第2期工事はFPU MC68881RC16Aの追加です。


基板の空いたエリアにMC68881RC16Aを追加しました。このデバイスはMC68020用の浮動小数点コプロセッサですが、他のプロセッサにもI/Oデバイスとしてなら接続可能です。バス幅も8,16,32どれでも可能でここでは16bitバスで接続しています。クロックもメインのプロセッサは8MHzでこのFPUは16MHzという変なことをしていますが全く問題ありません。

MC68kボード (第1期工事編)

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MC68kボードは少しずつ製作したわけで、今回はその第1期工事(下写真の明るい部分)です。

MC68kボード 第1期工事部分
私の個人的な製作としては珍しくこの部分は回路図を(手書きメモ程度ですが)書いていました。それを発見してからとも思っていたのですがなかなか出てこないので記憶を手繰って書くことにしました。発見したら訂正も含めて紹介しますね。

この時点のスペックは以下になります。

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