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INS8060N SC/MP II


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昨日に引き続きAliExpressで注文していたものが届きました。古のプロセッサです。

INS8060N
National SemiconductorのINS8060N、SC/MP (Simple Cost effective MicroProcessor) II と呼ばれていたものです。「II」ということは当然「I」もあってISP-8A/500あるいはINS8050と呼ばれていました。

このINS8060にも「ISP-8A/600N」というもう一つの型番が記されています。2つの型番の関係はわかりませんが、NSのデバイスにはこのように複数の型番のあるものが時々ありますね。例えばSIC-98-Eのところに出てくる「DP83900N」と「NS324900N」なんかがそうです。

「I」と「II」の違いは主にプロセスの違いです。「I」がp-MOSプロセスだったのに対し「II」はn-MOSに変わっています。

プロセス 最高クロック 電源電圧
SC/MP I p-MOS 1MHz 12V
SC/MP II n-MOS 2MHz 5V

クロックと電圧の違いはプロセス変更の副作用のようなものでしょう。
SC/MP Iの電源は通常+5Vと-7Vを与え、信号をTTLレベルにします。SC/MP IIでは単に+5Vを与えればよいので簡単になっていますね。
機能やソフトウェアには特に変更は無いようです。

さらにSC/MP IIIというのも出ました。これは命令の一部が(追加ではなく)変更されていてソフトウェアの互換性はありません。

これらのSC/MPシリーズは1970年代末にはよく雑誌の記事になっていました。もっとも私がまだマイコンを知らなかった頃なので後にバックナンバーとして読んだだけです。
Z80ボード 1号機Z80ボード 3号機を作る頃には過去の石になっていてそのまま忘れていたのですが...
最近国立国会図書館で創刊間もない頃のI/OやASCIIを読んでみると頻繁に登場していて、しかも現物が手に入るということで俄然興味が湧いてきたというわけです。

INS8060N 裏側
NS32016同様、裏側にもマーキングがありました。

さてデバイスを手に入れたら次はアセンブラが欲しいところです。
ハンドアセンブルが普通に行なわれていた時代のものなので出来ないことは無いでしょうが、今の私の体力的には厳しいです。昔やり慣れたZ80とかならともかく、今からまったく新しいプロセッサは...
ということで探してみると、いい感じのものがいくつか見つかりました。

一つはASxxxx(リンク参照)というもの、8ビットのプロセッサのかなりのものに対応しています。このSC/MPはもちろん、CDP1802 COSMACやF8(フェアチャイルド)といったマイナーなものもサポートし、MC6800,MC6809,8080,Z80等のメジャーにも当然対応しています。変わったところではIM6100(PDP-8互換の12ビットプロセッサ)なんていうのも含まれていました。

もう一つはThe Macro Assembler AS(これもリンク参照)です。こちらはさらにMC68020,V30,TMS9995といった一部の16ビット・32ビットプロセッサにも対応しています。

関連項目: 

コメント

こんにちは
COMKIT8060持っていました!たしかアドテックシステムサイエンス製でした。
一度 動作不調になって 保土ヶ谷の本社に持ち込んだことがありました。
本社と言ってもまだプレハブだった と記憶しています。
懐かしいです。買ったのは秋葉原のROBIN電子だったかな。

経験おありなのですね。
私はまだデバイス入手しただけで動かせていません。早く試さないと。
ROBIN電子というのはMacintoshやPalmPilotで有名だったロビン電子ですかね。

そうです そのROBIN電子です。
ROBIN電子には よく足を運んでいました。
当時は興味を引く電子部品がたくさんたありました。
APPLE2互換機にも力いれていましたね。

誰だか知らず、妙に詳しいお客さんだなぁ と思いながら
いろいろと教えてもらったことがありました。
あとで 宮永好道さん だったとわかりました。
気さくなおじさんでした。

パソコンサンデーの方ですね。
I/Oの初期の頃にSC/MPの記事も書かれていたようです。

私はまだこの世界に入る前なので、
最近になって国会図書館で読んだだけですが。

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