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マイコン

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マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。

Intel C8095

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今回のものもあまり馴染みがないであろうマイコンです。

C8095-90
これはIntelのC8095-90でMCS-96ファミリの一員です。MCS-48 ⇒ MCS-51 の先に位置していて、A/Dコンバータや乗除算器を内蔵した高機能なマイコンです。

中でも特徴的なのが High Speed I/O Unit(HSIO)と呼ばれるサブシステムです。あらかじめ条件を設定しておくことでソフトウェアの介在なく一定の動作を行うことができます。例えば入力ピンの立ち上がりを検知してその時刻(タイマ値)を記録しておく、指定の時刻に出力ピンを変化させたりA/D変換を開始するといったことが可能です。

メモリ空間は64kB、コントローラ向けですからそう大きな容量は必要ないとの判断でしょう。

R6532 RIOT

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65xxファミリのデバイスはあまり持っていないのですが、最近これを入手しました。

Rockwell R6532P
RockwellのR6532P、RIOT(RAM I/O Timer)と呼ばれているものです。この組み合わせ、Intelの8155,8156とそっくりですね。

「1302」ということは2013年のメキシコ製ということでしょうか。あまりに新しいのでリマークが心配です。

ROMは別に用意するとして、ワーク用の小容量のRAMと8ビットの双方向I/Oが2つ、それに8ビットのタイマが一つになっています。8155,8156同様小さなシステムを少ないデバイスで構成するためのものです。

Z8671を動かす

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新しいデバイスを手に入れても実際に動かすのは遅くなることが多いのですが、今回はすぐに動かせました。これも Twitter にさらしたおかげかもしれません。

Z8671搭載ボード
いつものように動作確認できる最小構成です。Zilogの資料では7チップとなっていますが、ROMを省略して(-1)、シリアルのレベルシフタを1488+1489⇒SP3232にして(-1)、クロックを独立発振器に変更して(+1)、なので合計6チップ構成です。

基板レイアウトはINS8073ボードP8052AH-BASICボードとあわせています。電源・シリアルのコネクタも一緒です。

Z8671

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前から欲しいと思っていたBASIC内蔵マイコンのZ8671が手に入りました。

Z8671B1
オリジナルはもちろんZilogのZ8671、これはSGS製のセカンドソース品ですね。2kBのマスクROM内蔵のZ8601にTiny BASICを格納したものです。

「A」が付かないので8MHz品、プラスチックパッケージで動作温度範囲は0~70°Cのものです。

クロックの定格は8MHzですが、シリアルのボーレートを一般的なものにするためには7.3728MHzとする必要があります。

これにRAMを接続してターミナルを用意すればBASICが使えます。

AMD Am9511A APU

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浮動小数点プロセッサのところにIntel 8231Aがありますが、オリジナルを手に入れました。

Am9511ADC
AMDのAm9511ADC、APU(Arithmetic Processing Unit)と呼ばれていたものです。1986年製のCERDIP品です。

残念ながら2MHz品(3MHz品は末尾がA-1DC、4MHz品はA-4DC)ですが、今さらパフォーマンスを求めはしないので別にいいかな。

1820-2151を試してみました

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1820-2151のところで実体はMC6802Lであると書きましたが、本当かどうか実際に動かしてみました。

SBC6800に下駄
MC6802を動かす最も簡単な方法はSBC6800に載せてみることです。そのままでは載らないので変換用の下駄を介して積むことにしました。

SBC6800からMPU MC6800と片方のPIC12F1822を抜いて下駄を載せます。

Z80 CPU 再び

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Z80 CPUは以前も取り上げましたが、その後手に入れたものを紹介したいと思います。

Zilog Z8400A DSH
最初のこれはZilogのZ8400A DSHです。

私が初めて単体で買ったCPUがZ80でしたが、1983年のことなので普通に秋葉原などの店頭で売られているものは既にプラスチックDIPの時代になっていました。なのでこのようなCERDIPを入手したのは最近になってから、それも海外から中古品を探してです。

「A」はクロック4MHzを、「D」はパッケージのCERDIPを、「S」は動作温度範囲が0~70°C(つまり民生用)を表します。「H」はちょっと探してみた限りではわかりませんでした。

1820-2151

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こんなのを買ってしまいました。Motorolaロゴがありますが、見慣れない数字の型番です。

1820-2151
最初に秋葉原の店頭で見かけたのは金曜日でした。正体がさっぱりわからないので購入はしなかったのですが、なんか気になったので型番だけ控えておいたのでした。

土曜日にZ280のボードを弄っていた時ふと気になって「1820-2151」で検索してみたところ、Hewlett-Packardの部品番号でMC6802Lらしい(リンク参照)ということがわかりました。

そうとわかると俄然欲しくなります。すでに夕方だったので、翌日(日曜日)の朝一でまだ売れていないことを祈りつつ駆けつけて入手できたのでした。

Z280ボード(解決編)

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作ったけど動作していなかったZ280ボード、動くようになりました。今回はその過程を書いてみたいと思います。

まずは私の常套手段、周波数カウンタであちこち測定してみました。動かすたびに状況が異なることがあるのですが、かなり高い確率で次のようになっていました。

Z280ボード(製作編)

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以前入手したZ280ですが、持っているだけではなんなのでボードを作ってみました。

Z280ボード
これがZ280ボード、メモリ回路とか結構面倒なのでまずは動作確認ということで既存ボードのZ80 CPUを置き換える形で製作しました。

Z280にはZ80と同じ8ビットバスのモードと、Z8001と同様の16ビットバスのモードがあります。ここでは前者を使うことで比較的容易にZ80の代わりに使用することが出来ます。

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