SBC6303にACIAを繋ぐ

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SBC6303にMC6850(ACIA)を増設してみました。

MC6850ボード
以前「MC6803を動かす」でターミナルから入力できないMC6803が見つかっていました。交換すれば動作するので個体の問題と考えられます。

もう少し追ってみたいのですがターミナルが使えないのでは効率が悪すぎます。せっかくバスがコネクタに出ていることでもあり、シリアルポートを増設してみたわけです。

点灯管

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Twitterで点灯管の話題があったので手元のをバラしてみました。

点灯管 FG-1E
犠牲になったのはこのFG-1Eという10W~30W用のものです。

以前は中が見えるものが多かったように記憶していますが、これは白い樹脂ケースに入っていて見えません。32W円形によく使われるものはアルミのケースに入っています。

口金のカシメを外すか樹脂を切らないと中身を拝めません。

最初パイプカッタで樹脂を切ろうとしたのですがうまく回せなかったのでノコギリで樹脂を切断しました。

Intel C8095

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今回のものもあまり馴染みがないであろうマイコンです。

C8095-90
これはIntelのC8095-90でMCS-96ファミリの一員です。MCS-48 ⇒ MCS-51 の先に位置していて、A/Dコンバータや乗除算器を内蔵した高機能なマイコンです。

中でも特徴的なのが High Speed I/O Unit(HSIO)と呼ばれるサブシステムです。あらかじめ条件を設定しておくことでソフトウェアの介在なく一定の動作を行うことができます。例えば入力ピンの立ち上がりを検知してその時刻(タイマ値)を記録しておく、指定の時刻に出力ピンを変化させたりA/D変換を開始するといったことが可能です。

メモリ空間は64kB、コントローラ向けですからそう大きな容量は必要ないとの判断でしょう。

石の標本

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今回は普段とはちょっと毛色の違ったものを取り上げてみます。

パッケージ
子供のころ親からもらったもの、40年ほど前のものと思います。

この写真ではわかりにくいですが、中央のところにマークがあります。

マーク
マークの部分を拡大してみました。

「H.Stern」とあります。

調べてみるとブラジルの宝石ブランドのようです。

R6532 RIOT

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65xxファミリのデバイスはあまり持っていないのですが、最近これを入手しました。

Rockwell R6532P
RockwellのR6532P、RIOT(RAM I/O Timer)と呼ばれているものです。この組み合わせ、Intelの8155,8156とそっくりですね。

「1302」ということは2013年のメキシコ製ということでしょうか。あまりに新しいのでリマークが心配です。

ROMは別に用意するとして、ワーク用の小容量のRAMと8ビットの双方向I/Oが2つ、それに8ビットのタイマが一つになっています。8155,8156同様小さなシステムを少ないデバイスで構成するためのものです。

Z8671を動かす

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新しいデバイスを手に入れても実際に動かすのは遅くなることが多いのですが、今回はすぐに動かせました。これも Twitter にさらしたおかげかもしれません。

Z8671搭載ボード
いつものように動作確認できる最小構成です。Zilogの資料では7チップとなっていますが、ROMを省略して(-1)、シリアルのレベルシフタを1488+1489⇒SP3232にして(-1)、クロックを独立発振器に変更して(+1)、なので合計6チップ構成です。

基板レイアウトはINS8073ボードP8052AH-BASICボードとあわせています。電源・シリアルのコネクタも一緒です。

Z8671

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前から欲しいと思っていたBASIC内蔵マイコンのZ8671が手に入りました。

Z8671B1
オリジナルはもちろんZilogのZ8671、これはSGS製のセカンドソース品ですね。2kBのマスクROM内蔵のZ8601にTiny BASICを格納したものです。

「A」が付かないので8MHz品、プラスチックパッケージで動作温度範囲は0~70°Cのものです。

クロックの定格は8MHzですが、シリアルのボーレートを一般的なものにするためには7.3728MHzとする必要があります。

これにRAMを接続してターミナルを用意すればBASICが使えます。

日本を変えた千の技術博(後編)

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前回に引き続き「明治150年記念 日本を変えた千の技術博」をお送りします。今回は計算機編です。

SERAC
地震波の解析用に作られたアナログ計算機、SERACです。

真空管式で1961年製です。入力はフィルムに記録された地震波形を光電管で読み取り、結果はペンレコーダで出力されます。

残念ながら内部構成などの説明はありませんでしたが、一般的なアナログ計算機であれば加減算器・積分器・微分器などをパッチコードで接続してプログラミングします。

いわゆるオペアンプはこれらの演算器を作るためのものでした。

そういえば学生時代に実習でアナログ計算機やりましたね。IC時代のものですから卓上サイズでした。

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