72ピンSIMM 2種
72ピンのSIMMをまた見つけました。Single In-line Memory Moduleで取り上げたものとは違ったパリティの処理がしてあります。
出てきたのはこの2種類、それぞれ2枚ずつです。
上がパリティ付きの8MBのもの、下はパリティ無しで16MBです。
まずは16MBの方からです。右上にDECロゴが見えます。左のラベルから4M×32bit ⇒ 16MBであることがわかりますが、一応確認してみましょう。
72ピンのSIMMをまた見つけました。Single In-line Memory Moduleで取り上げたものとは違ったパリティの処理がしてあります。
出てきたのはこの2種類、それぞれ2枚ずつです。
上がパリティ付きの8MBのもの、下はパリティ無しで16MBです。
まずは16MBの方からです。右上にDECロゴが見えます。左のラベルから4M×32bit ⇒ 16MBであることがわかりますが、一応確認してみましょう。
D8251Aはついでに買ったと書きましたが、その時の本命だったのがこのデバイスです。
Texas InstrumentsのTMS9900JDLというプロセッサです。「7906」とありますから1979年製ですね。
64ピンの巨大なパッケージです。しかも結構薄いのでうっかり割ってしまいそうで怖いです。
このようなセラミックパッケージではピンは側面にロウ付けされているのが一般的ですが、これは上面に付けられています。ピンは金メッキのようですが40年近い年月のせいでかなりボロボロになってしまっています。
さて、これはTIのミニコン 990シリーズをIC化したものです。
SBC基板編ではメイン基板を見てみましたので、今回はメモリとI/OのSUB基板を取り上げます。
こちらもやはり変わったデバイスを選んでいます。
左端は最近入手したCERDIPのD8251Aを早速載せました。
隣のSN74HC4060Nは発振器と分周器が一体になったもの、使ったことのないものでこのために購入した新品です。
これまで4/8/16MHzのCPUクロックをLS161で13分周してからLS393でさらに分周して作ることが多かったのですが、これだと1つで済む上にCPUクロックを自由に選べるようになります。今度からこれにしようかなぁ。でも単体の水晶ってあまり好きではないから...
これも念のため単独で通電してクロック出力を確認しておきました。
予告したとおりSBC8080について書こうと思います。今回はCPUの載ったSBC8080、メモリやUSARTの載ったSUB8080基板は次回を予定しています。
部品は持っている中でなるべく変わったものを選んでいます。普通に作るだけでは面白くないですから。
左上の電源(+12V)関係は手持ちが無いのでNJM2360やコイルはこれ用に調達しました。ICはこのNJM2360だけ挿した状態で+12Vの電圧を確認しておきます。
テープ時代のメモの記事でオートスタートに触れたのでその仕組みを書いてみます。
PC-8001でバイナリ(いわゆるマシン語)のプログラムをテープから読んで実行するには普通次のようにします。
mon
*L
*GD55B
ここで「*
」はプロンプトなので入力はしません。
「mon
」コマンドでマシン語モニタに入り、「L
」でテープからロードし、「G
」で実行します。「D55B
」は実行開始アドレスです。
「mon
」「L
」は不変なので憶えられますが、実行開始アドレスはプログラム毎に異なるので面倒です。そこで市販ソフトウェアを中心にこのオートスタートのテクニックが使われました。
前回はスルーホールメッキの記事を読んだところまで書きました。
その後、大学に入ってから何人か趣味でマイコン回路を作っている方にも会いましたが、皆さん万能基板派でしたね。
大学の研究室でもあまり基板を起こす話は少なかったように思います。
就職後は私はソフトウェアがメインでしたが、何回か基板を作る機会に恵まれました。殆どは検討時に使用する治具基板でしたが、回路図の作成まで行なってパターン設計以降は外注というパターンです。部品のライブラリ作成も専門に行なう部署がありましたので、回路さえ書けば基板のことはあまり知らなくても何とかなります。その代わり費用は結構かかっていました。
実は勤め人時代に一度だけ仕事の回路を万能基板で作ったことがあります。
私の担当のところでは新規デバイスがいくつもあったのですが、他は大半が流用設計という状況でした。一種類の基板だけ先行で作るわけにもいかず、事前に検討したかったので手配線で作ったのです。手配線する人などほとんどいない状況でソフトウェア担当と思われていた私が作っていたのですから、通る人には不思議がられました。でも他の部分に大きく遅れることなく動かせたので役には立ちました。
このところSBC6809, SBC6800と買ったままになっていたものを組み立てていましたが、勢いで SBC8080 も組んでしまいました。
特にハマることもなく動作した SBC8080 + SUB8080 です。それぞれのボードについては近日中に書くつもりですが、今日は基板について思いつくまま書こうかなと思います。
こういう(人様の設計した)専用基板のキットを作ってはいても、本当は自分で設計していろいろと作りたいわけです。実際作りかけて中断しているものをいくつか取り上げてきましたし、未公表の作りかけも多数あります。構想段階のものまで含めればさらに増えます。
それなら何故完成しないかというと最近は万能基板に手配線する根気が続かなくなってしまったのです。
Electronic Surplusで面白いものを見つけたのですが、あそこは単価は安いのに送料が高いのでついでにいろいろ買ってしまいます。今回のものはその「ついで」に買ってしまったものです。
IntelのD8251A、これまでも8251 USARTは8251, 82C51, μPD71055といろいろ見てきましたがIntelのオリジナルは今回初めて見た気がします。
CERDIPの8251もこれが初めてかな。
頭の「D」がCERDIPを表わしています。Intelのパッケージを表わすプレフィックスをわかる範囲でまとめてみます。データシートに命名法があまり書かれていないのでこの表は類推で書いていることに注意。
便利なMAX232登場前には定番だったTIA/EIA-232のドライバ・レシーバが出てきました。
Texas InstrumentsのSN75189AN、4回路のレシーバが入っています。
各回路毎にスレッショルドを変更できる点がMAX232などより優れていますが、実際に必要になることはあまり無かったように思います。
こちらはMotorolaの同等品(ってこっちが本家かな)、MC1489Lです。パッケージはセラミックのCERDIPです。
こんなものが残っていました。カセットテープ時代に使っていたメモです。20枚(テープ20本分)ほど出てきた内からいくつかお見せしましょう。
これはデモテープのものですね。
「No.1」はテープにも書いていた管理番号、「(A)」はもちろんA面のことです。テープ1本についてルーズリーフ1枚使って表裏にA面/B面を書いていました。
006, 039, 076 は使っていたテープレコーダでのカウンタ値です。これはレコーダの機種で異なるのでレコーダを変えたらまた調べなおさなくてはなりません。幸い私はこの1台を使い続けたので特に困ることはありませんでした。
次の「bas」はBASICのCSAVEコマンドで保存したものであることを表しています。