Hitachi HN58C65
これは最近ではあまり見かけないパラレルバスのEEPROMですね。
日立のHN58C65P-20、8x×8bitのEEPROMです。1995年製でアクセスタイムは250nsのものです。
ピン配置はUVEPROMの2764やSRAMのHM6264などと合わせてありますが、相違点もあります。
これは最近ではあまり見かけないパラレルバスのEEPROMですね。
日立のHN58C65P-20、8x×8bitのEEPROMです。1995年製でアクセスタイムは250nsのものです。
ピン配置はUVEPROMの2764やSRAMのHM6264などと合わせてありますが、相違点もあります。
以前壊してしまったSDカードがありますので中を覗いてみます。
既にバラバラ状態でケースの表側は見当たりませんでした。裏側ケースと基板を重ねてみたところ、右側の凹んでいるところはライトプロテクトスイッチがあったところです。
ちなみにライトプロテクトはツマミの状態を機器側が認識しているので、カード側に電気的なスイッチ等はありません。単に樹脂製のツマミがスライドするだけです。
SDCS2-2048S12が型番でしょうか。検索してみましたが何も引っかかりませんでした。「2048」を含んでいるので2GBと思います。
近代科学資料館の最終回はデバイス編です。
Intel, Motorola などの有名どころも当然ありますが、日本独自のこんなマイクロプロセッサもあります。
左端のT3190は12ビットのプロセッサ、TLCS-12Aという呼び名のほうが有名です。ピンを数えると36ピンみたいで、これも珍しいですね。
隣の3つあるのはTMM111C、128×4bitのSRAMです。蓋が円形なのが面白いです。
次のTMM312P-1は256×4bitのSRAMです。
さらに右のTMM121-1は512×4bitのUVEPROMです。4ビット幅のUVEPROMは非常に珍しいですね。
残りは下記リンク「東芝マイコンの歴史」の「第1回: 東芝初のマイコン」によると次のような機能でした。
近代科学資料館の3回目はパーソナルな計算機たちです。
まずはこれ、Busicom 141-PFです。これも情報処理技術遺産に認定されています。
これは単にプリンタ付き電卓というだけではなく、マイクロプロセッサを搭載した世界初の電卓という記念碑的なものです。使われたのはIntelの4004、単体も別途展示されていました。
Intelといえば今ではプロセッサの会社ですが、当時はメモリ主体でした。そもそもがメモリを生産するために設立された会社です。それがこの4004でマイクロプロセッサの可能性に気付いて今に至るわけです。
この 141-PF 以外にも多数の電卓のコレクションがあります。
近代科学資料館、第2回目は大型計算機編です。
これは UNIVAC 120、日本で最初期に電子計算機を導入した野村證券のものが寄贈されたもので、情報処理技術遺産に認定されています。
左上はプログラム用のプラグボード、右側中段には真空管がびっしりと並んでいます。
この本体以外にカードによる入出力装置もあったと思います。
プラグ・ボード部のアップです。
実際に見学に行ったのは一年半ほど前なのですが、古い計算機関係としては外せない博物館なので何回かに分けて取り上げたいと思います。
東京理科大学の近代科学資料館、ここの計算機コレクションはおそらく日本一の数でしょう。
計算機といっても必ずしも電子計算機とは限りません。数を記録するために結び目を作ったロープからパソコンまで、ありとあらゆる計算のために人類が作ったものが集められています。
算盤と電卓を一つにした「ソロカル」、説明には「加減算に便利なそろばんと乗除算に便利な電卓を組み合わせた」とあります。
これは前に27C512のところでちょっと書いた27C513です。
Intel製のD27C513-200V10、512kbit(64k×8bit)のUVEPROMです。アクセスタイム170ns, 200ns, 250nsとラインナップがあったようで、これはその真ん中のものになります。
27C512のところで書いたように512kbitという容量は1つで標準的な8ビットプロセッサのメモリ空間を埋めてしまいます。当然RAMも同じ空間に配置しなければならないので何らかの細工が必要になってきます。
大定番トランジスタの2SC1815,2SA1015がディスコンになってだいぶ経ちます。まだ普通に入手可能とはいえ、いつまでもというわけにはいかないので代替の候補を買ってみました。
左はNPN型の2N3904、右はPNP型の2N3906です。これはJEDEC型番ですね。
万能基板に手配線がほとんどなのでリード部品が良いのですが、日本メーカは基本的にリード部品からは撤退方向なので選択しづらくなりました。最近では海外製トランジスタの入手も問題ないですし、同じ型番を複数メーカが供給する体制なので長く入手できるだろうと期待して選択しました。
もちろん海外製の2SC1815/2SA1015互換というのも選択肢としてあり得るわけですが、日本向けのものより世界で使われているものの方が安心できそうに思えます。
このところ汎用ロジックを取り上げることが多いですが、今回もCMOS汎用ロジックICです。
最近では存在感が失われつつありますが一部品種は今でも現行品な4000シリーズCMOS汎用ロジックICです。
このシリーズは低消費電力なこと以外に、電源電圧範囲が3V~18V(メーカによっては20V)と広く乾電池電源を安定化せずにそのまま使えるため工作の入門用に広く使われました。今でも「高電圧ロジック」などと呼ばれて残っています。
一方で遅延が大きく高速回路には使いづらかったのでマイコン回路などでは出番は少なくなりました。
後に高速化されたときはCMOSの高速化というより、74シリーズTTLの低消費電力化という意味合いが強かったからかこの4000シリーズの番号体系ではなく74シリーズのものが使われました。ただ多入力NORゲートや多段のリプルカウンタ・アナログスイッチなど74シリーズには無いものも結構あり、74HC4xxxの型番で引き継がれているものもあります。