交流電流計

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今回はちょっと計算機から離れて交流電流計(メーター)です。

正面
入手の経緯に心当たりがないのですが、使うあての無いスペックなので不用品を貰ったのかなと思います。
最大で30Aの交流電流計です。

ディジタル表示のパネルメーターが増えてきてこの手の針式のメーターも少なくなってきました。

左右下側の+ネジはパネルを取り付けているネジですが、中央下に透明の-(マイナス)ネジがあるのわかりますか。これは設置後に針を微調整するためのもので、電流0の状態(できれば端子をショートして)針が0Aを指すように調整します。磁界の影響をうけるので設置環境で調整できるようになっているのだと思います。

PQI DiskOnModule

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SSDのご先祖様のようなデバイスが出てきました。

FD064 表面
メモリカード等で有名なPQI製のDiskOnModule®の64MB品です。

見つけた資料(2002年)によると「HDDのように使えて、振動や高温の問題の無い」とのことなので、工場等の制御用PC向けなのでしょうか。一応4MBから512MBまでラインナップされていますが、15年前ということを考えると512MB品などは簡単には使えないほど高価なものだったはずです。

コネクタは40ピンでインターフェイスはIDE (P-ATA)になります。マザーボード上のIDEコネクタに直接挿すことを想定しているのか、メスコネクタです。
左上についているループ状の線はMaster / Slaveの切替で、挿しているとMasterで抜くとSlaveになります。

謎のビデオボードが出てきました

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ISAバスの謎のビデオボードが出てきました。

表面
右下のコネクタは後でブラケット側からの写真を出しますが、D-Sub 9ピンです。それで何でビデオボードと判断したかというと中央にある40ピンのUM6845Rの存在、これはHD6445の元になったCRTCで、まぁCRTCをDRAMのリフレッシュコントローラとして使用するなどの例がないわけではありませんが、ビデオボードと考えてよいでしょう。

このUM6845Rと左上にあるUM2300、これはキャラジェネ(フォントROM)と思われます、以外をすべて汎用ロジックの74LSシリーズだけで作っているあたり、昔のボードですね。

Motorola MC68681 DUART

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このMotorolaのMC68681 DUART (Dual Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)は数あるシリアル通信用ICの中でもあまり知られていない部類でしょう。

MC68681P
モトローラ製のMC68681Pです。型番が有名なFPU MC68881と似ているので一瞬読み間違いそうになりませんか。

このMC68681は68000バス用ですが、汎用バス向けにしたMC2681, MC2682というものも存在します。

ADBマウス2種類

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一時仕事でMacintosh用のソフトやっていたこともあり家にもPower Macintosh 7100を持っていたのですが、以下で紹介するのはそれで使っていたものではなくジャンク屋で入手したものです。

角マウス
俗に「角マウス」と呼ばれるApple Desktop Bus™ Mouseです。後述する「II」の発売後もこちらの方が使いやすいとして使い続ける人もいましたね。

そういえば何年か前にこれそっくりなマウスを作ったショップがありました。さすがにもうADB接続で使う人はいないだろうということでワイヤレスになったようですが。

日本計算機 BUSICOM 162 (分解編 その1)

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今回からはBUSICOM 162の内部を見ていくことにします。

底面
前回、底には何も無いと思って写真も取らなかったのですが、いざ分解しようと裏返したらいろいろあったので写真を載せておきます。

「OVER CURRENT PROTECTOR」は字の通り過電流保護ですね、今どきは交換不能のヒューズで済ませるところですが、手動復帰型のを使っています。頻繁に作動してしまうからなのか、高価な装置なので買い換えられないからなのか。
「VOLTAGE SELECTOR」は内部にスライドスイッチでもあるのでしょうか。±10%ということは国による電圧の違いではなく、電灯線の電圧降下などの補償用ですね。そういえば昔、電源トランスを買うと1次側にも90V,100V,110Vなんてタップがあったのを思い出しました。

ハーフサイズのフィルムカメラ

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オリンパス製のPen EESというハーフサイズのフィルムカメラが出てきました。

Pen EES
ハーフサイズというのはフィルムの1コマを2分割して撮影するカメラで、画角は通常たて長となり、36枚撮りのフィルムで72枚撮影できます。フィルムと現像が安くつくというメリットがありますが、プリントやスキャンは店によって対応していない場合がある等注意が必要です。

このカメラは小学生のころに父から貰ったものですが、フィルムや現像代が勿体無くてあまり使った記憶がありません。フィルム何本かは撮ったはずなのですが、たしかケチって白黒フィルムを使って現像時にはベタ焼きしてもらって、まともなコマのみ後からプリントしてもらうというスタイルでしたね。
ちなみに「ベタ焼き」というのはフィルムを原寸で細長い印画紙にプリントするもので、インデックスみたいなものです。

日本計算機 BUSICOM 162 (外観編)

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日本計算機(後のビジコン)の電卓 Busicom 162 をやっと引っ張り出すことができました。

Busicom 162
Busicomといえば1966年発売のBusicom 161が有名ですが、これはその後継機で1967年発売らしいです。

発売元の日本計算機は後にビジコン(株)に社名変更されるわけですが、それと同じ頃にあのインテル社とあるデバイスを共同で開発します。それが世界初のマイクロプロセッサとなった4004です。
この時ビジコン側から開発に参加した嶋正利氏はその後インテルに転じて8080を開発し、さらにZilogでZ80の設計にも携わります。

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