PLLシンセサイザ(その5)

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その4にVCOサブボードが1枚できたので動作確認してみました。


右奥がVCO基板、左奥はループフィルタ用です。

まずはD/AコンバータでVCOの特性を見ようとフィルタは未搭載です。黄色のジャンパはループフィルタ使用時は抜いてD/Aコンバータを切り離します。

N8X305 と NS32016D

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残るは2つですが、どちらも似たものをこれまでに取り上げていますのでまとめて紹介することにします。


一つ目はSigneticsのN8X305、これはN8X300の改良版です。8935がデートコードかな? だとすると1989年製ということになりますね。

N8X300との相違点はどこなのかということで両者のデータシートを見比べているのですが、相違点が明確に書かれていません。

SigneticsのN8X305のデータシートが見つからず、セカンドソースのAMDのデータシートを参照しています。

ハードウェア的にはN8X300の上位互換らしく、そのまま挿し替えが可能なようです。

TS68483A

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16C450, Am2901に続く3つ目、まとめて「ついで買い」できるものを探していたところこれが目にとまりました。


STMicroelectronicsのTS68483A、この型番どことなくHD63484 ACRTCに似ていると思いませんか。

それで気になってデータシート探してみたところ、Advanced Graphic and Alphanumeric Controllerというものでした。M68000系のような型番ですが探しても「TS」以外のプレフィックスのものは見当たらないのでSTM(かその前身企業)がオリジナルのようです。

Am2901

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前回のと一緒に調達したものがいくつかあるので何回かに分けて取り上げようと思います。


これはAm2901 4ビットスライスALU、AMDのAm2900ファミリの一員です。

以前取り上げたIDM2911もこのファミリ(セカンドソースですが)ですね。

その時も書いたようにこのファミリは一般的なプロセッサとペリフェラルといったものではなく、プロセッサを構成するための部品の集合体です。しかも決まった完成形があるわけではなく、すべてが回路設計者に任されています。命令デコーダは各自設計する必要があるのでAm2900命令セットといったものは存在しません。

PLLシンセサイザ(その4)

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また間があいてしまいましたが、PLLの実験再開しました。

とはいえこれまで動かしていたボードは、(1) Nの設定変更がかなり面倒くさい、(2) VCOとしてリングオシレータも試してみたいが基板の空き面積がギリギリ、といった問題があります。そこで新たに別な実験基板を作ってみました。


秋月のBタイプ基板を縦に使っています。

上部の空きエリアにはループフィルタとVCOをサブ基板で載せ替えられるようにする予定です。これでVCOをいろいろ試せるようになるはずです。

一方Nの変更はシリアルポート経由でターミナルから変更できるようになります。

MC6808

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また新しいデバイスを買ってしまいました。


MotorolaのMC6808L、1980年9週製造と思われます。

MC6808はMC6802から内蔵SRAMを取り除いたものです。必要なRAMの少ないシステムでは外部にRAMを接続しなくて済むMC6802はありがたい存在ですが、どうせ外部にRAMを追加するなら128バイト程度のRAMなど無くても困らないでしょう。

まぁMC6802もピン36をRE(RAM Enable)をLにすれば内蔵RAMは切り離されるので、ダイは同一の可能性もあります。MC6808では常にLにしろとあるのでボンディングオプションですらなく単にRAMの動作を保証するかどうかの違いかもしれません。

SG-Writer II を開けてみた

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前回書いたように久しぶりにSG-Writer IIを取り出してみたらカラカラ音がするので開けてみました。


ネジとスペーサが外れて転がっていたのですが、写真を取り忘れたので上の写真は再組立てした状態です。

基板は長いセルタップネジでケースに直接取り付けられていたのですが、ネジのピッチが大きく2~3山程度しか締め込まれていません。このネジの先端はタップ用の切込みが入っていてネジとしては不完全だから、これは設計が不適切なんじゃないかなぁ。

そのネジ山が衝撃か何かで削れてしまったようで、2本分が効かなくなってしまっていました。

修理方法を考えなくては。

中古PCを調達

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前回も書いたようにHDDを換装後にReactOSのインストールに手こずっていますが......

工作デスク付近にはこれしかPCが無いので、何とかしないとマイコンボード用のターミナルにも事欠く状況です。

元々のWindows 7を再インストールしようにもリカバリーディスクを紛失してしまっています。ノートPCはWindows機は無いのでターミナルだけならともかく、ROMライタ等の使用には利用できません。

別の場所にあるWindows 10機を移設しようかとも思ったのですが、中古のWindows 10機なら1万円ちょっとだったので1台買ってしまいました。富士通のESPRIMO D587/RXです。

とりあえず最低限必要なソフトウェアをインストールしました。

TeraTerm

これまで(シリアルポート専用にしていたこともあって)古いものを使い続けていたのですが、この機会に最新の4.106にしました。

MiniPro(TL866A

ROMライタです。公式サイトから最新の6.85をインストールしました。

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