G65SC816
6502を拡張したのがこのG65SC816です。
プラスチックDIPの4MHz版、1987年製のようです。
データシートに65SC802と65SC816の2種併記されていますが、65SC802は6502とピンコンパチでメモリ空間は64kB、65SC816の方はマルチプレクスバスになってメモリ空間が16MBに拡張されています。
出土品が自宅から出てきたものなのに対し、こちらは自宅以外で見つけた掘り出し物たちです。
6502を拡張したのがこのG65SC816です。
プラスチックDIPの4MHz版、1987年製のようです。
データシートに65SC802と65SC816の2種併記されていますが、65SC802は6502とピンコンパチでメモリ空間は64kB、65SC816の方はマルチプレクスバスになってメモリ空間が16MBに拡張されています。
予告どおり富士通のMB8861, MB8870です。
MB8861はMotorola MC6800の相当品ですが、いくつか独自の命令が追加されています。これは1979年製のようですね。
パッケージは中央に大きな円と下側に溝のある富士通独特の特徴あるスタイルです。今回は国内調達したのであまり心配はないのですが、海外からだとこのパッケージは(ニセモノの可能性が低いということで)安心材料の一つといえそうです。
さて、追加された命令の詳細を知りたいところなのですが、富士通のデバイスはデータシートの入手が難しいことが多く、このMB8861も入手できていません。ハード的にはMC6800と差し替え可能ということで、「リンク」に挙げたサイトの情報と実験をもとに動かしていきます。
前からずっと探していたモノを遂に入手できました。
Panafacom MN1613A、初期の16ビットマイコンです。
このシリーズはどれも入手困難なので贅沢は言えないのですが、一応MN1611かMN1613を優先して探していました。
まずMN1610は+12V, +5V, -3Vの3電源、MN1610Aも+5V, -3Vの2電源を要求します。MN1613AはMN1613とピン数が異なる上にデータシートが見当たらず、半導体コレクション展示会場くらいしか情報がありません。MN1617も資料が無い上にパッケージがQFPしかありません。
以前ディスコン半導体を扱う商社にこの両者の見積もりを依頼したこともあるのですが、価格以前に入手不能との回答でした。
昨日のF3850と組み合わせて使うメモリインターフェイスも手に入れました。
F3853 SMI(Static Memory Interface)です。末尾「C」ですから動作温度範囲0°C~+70°Cの民生用ですね。1980年のフィリピン製。
前回書いたようにF3850 CPUにはアドレス回路が入っていません。Program Counter, Stack Register, Data CounterのアドレスレジスタはF3851, F3852, F3853, F3856が持っていて、CPUからはコマンドで設定・参照するようになっています。16ビット長なのでメモリ空間は64kBとなります。
以前Twitterで「売ってるよ」という情報があってその時は思いとどまっていたのですが、結局買ってしまいました。
FairchildのF3850、F8ファミリの一員のCPUです。
末尾が「L」なので動作温度範囲が-40°C~+85°Cのいわゆる産業グレードですね。1982年製です。
このCPUはアドレス回路(レジスタもバスも)を持たないというちょっと変わった構成になっています。それらは別のメモリインターフェイスユニットにあり、最低でも2チップが必要となります。
前に電卓用と思しき7セグメントLEDモジュールを取り上げましたが、それにピッタリのデバイスを入手しました。
ポーランド製の電卓IC、Unitra Cemi MC74007というものです。データシートが入手できたので買ってみました。
マーキングが型番と社名だけでデートコードが無いので製造年は不明ですが、DIP28ピンの電卓ICということでかなり古いものと思われます。ピンはどれも真っ黒に変色してしまっています。
W65C51と一緒に入手したもの、というよりこちらが本命でした。
MotorolaのMC146805E2Pというマイコンです。頭に「14」が付くのはCMOSだからでしょう、他にもMC/HD146818なんかが同様の命名ですね。
また65xxファミリのデバイスを入手できました。
Rockwell製のR65C51P2 ACIA(Asynchronous Communications Interface Adapter)です。末尾に「2」がついているので2MHz品、1986年製ですかね。
MotorolaのMC6850 ACIAと同一名称ですが、こちらはボーレートジェネレータを内蔵しています。しかも発振回路も持っているので1.8432MHzの水晶を付けるだけで、50, 75, 110, 134, 150, ..., 19200bpsが選択できます。今となってはもう少し上が欲しいところではありますが...