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失敗談

続・SN74141を試す

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SN74141を試すで触れた消灯しているはずなのに中央がボーっと光る問題、思い当たることがあると書きましたが、対策が効いてほぼ原因が確定したのでそれについて書きたいと思います。

実は、ヒントになることはニキシー管を点灯してみたにも少し書いています。

あの時はこんな現象は起きていませんでした。

何が違っているかというと、カソードを1本ずつ手でGNDに接続していたのをSN74141で切り替えるように変更したことです。

Z280ボード(解決編)

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作ったけど動作していなかったZ280ボード、動くようになりました。今回はその過程を書いてみたいと思います。

まずは私の常套手段、周波数カウンタであちこち測定してみました。動かすたびに状況が異なることがあるのですが、かなり高い確率で次のようになっていました。

MAA-1を小改造(壊したかも?)

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ちょっと試してみたいことがあってMAA-1をちょっと改造しました。

別にZ80 CPUさえ載っていればZ80ボード3号機とかでも構わなかったのですが、実験のベースとしてはシンプルな方が良いのでMAA-1を選びました。

改造の内容はとても簡単で、Z80 CPU(とSIO/0)へのクロック供給を切れるようにすること、分周器の74LS393の横にジャンパピンを設置するだけです。こんな失敗の余地のなさそうな内容だったので事前に動作確認しなかったのですが...

とりあえずジャンパをショート(改造前と同じ状態)しておいて電源を入れてみたところウンともスンとも言わないではないですか。

2年前に掲載用の画面キャプチャした時は確かに動作していたのに。

CPUの6ピン(CLK)の周波数をテスタでみてみるとなんか変です。

Z8613を動かす (その5:私のハマった点)

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前回私がハマったところの詳細を残しておきます。

Z8にはレジスタファイルと呼ばれる256バイトの空間があります。これは通常のメモリ空間とは別に存在し、内蔵ペリフェラルのレジスタや汎用レジスタなどが配置されています。Z8613ではアドレス0x80~0xEFまでは未実装になっていますが、デバイスによってはフル実装されていたりバンク切り替えによって拡張されているものもあります。

このレジスタファイルへのアクセスには2種類あり、命令によってどちらが使えるかあるいは両方かが決まっています。

一つは8ビットのアドレスを指定する方法で、どこにでもアクセス可能な代わりに命令長は最低でも2バイト必要です。アセンブリ言語での記述は単に8ビットのアドレスを書きます。

もう一つはアドレスを(下位)4ビットだけ命令の中で指定し、アドレスの上位は別途RP(Register Pointer)レジスタで指定しておく方法です。アセンブリ言語での記述はr0~r15と書きます。命令長が短くなるほか、RPレジスタを変更することで割り込みでの退避・復帰を高速に行なうことも可能です。

噴水…

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今日は部品の買出しに行こうと思っていたのですが、トラブル発生で延期です。

最初の兆候に気付いたのは昨日の朝でした。

洗濯をしようとしたのですが水が出ない。横の洗面台もチョロチョロしか出ない。先日の雪と寒さで水道管が凍ったのだろうということで水を出しっぱなしにしていたところ、なんとか洗濯できる程度には出るようになったのでそのまま忘れていました。

午後になって台所の外でなにか水音がするのが気になったのですが、「屋根の雪が溶けて滴っているのだろう」程度に思っていました。

夜、風呂に入ろうとしたら湯を張るのにずいぶんと時間がかかります。そういえば水の出が悪いのも直っていません。

でももう遅いので朝になってから調べることにしました。

ということで今朝になってから状況確認します。

  1. まだ水の出が悪い。凍って流れが悪くなったにしても、水を使って流れていればすぐに溶けるはず。一日たってもというのはおかしい。
  2. フィルター付きの蛇口など抵抗の大きそうなところは特に出が悪い。

ということは水の通りが悪いのではなく、どこかで漏れている可能性が高いのではないかと思い至ります。ならばと水音のする台所の外を見に行ったら...

ASUSTeK P/I-P55TP4N

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昔使っていたマザーボードが出てきました。ちょっとしたエピソードがあるので今回はこれを選んでみます。

ASUS P/I-P55TP4N
ASUSのP/I-P55TP4N、Pentium時代のごく普通のマザーボードですね。フォームファクタはまだATです。

COM×2, LPT×1, FDD, IDE×2にPS/2マウスポートも載っています。メモリも72ピンSIMM×4とこれも普通です。この頃のRAMはEDOと呼ばれるタイプだったかな。

ケミコン破裂!

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これも随分昔の出来事です。記憶で書いているので細部は間違っているかもしれませんのでご了承ください。

目的とか細かいことは忘れてしまいましたが、その日私は電源回路を作っていました。トランスと整流ブリッジとケミコンだけだったので、模型のモータ用だったのか、単に部品の確認をしていたのか、残念ながら思い出せません。

トランスは何かをバラして取り出したものだったと思います。
整流ブリッジは... ゲルマニウムでもなくシリコンでもないセレン整流器でした。四角い板が何枚か間隔をあけて重なっていて、端子には「~」「~」「+」「-」のマークがあったのでブリッジですね。こんなものを購入するはずも無いのでこれも何かから取り出したものでしょう。
でケミコンだけは普通の新品でした。1000μF 16Vだったんじゃないかな。

とりあえず接続して試しに通電したところ、

「ポンっ」

という大きな音と共に部屋の中に白煙が立ち込めました。慌てて電源を切ったのは言うまでもありません。

DC-DCからモクモク

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ちょっと思い出したので今回は大昔の失敗について書いてみたいと思います。

2716 (持っていたのは東芝のTMM323)用のROMライタを作っていたときのことです。
今のFlash ROMは5Vや3.3V単一電源のみで書き込めますが、昔のUV-EPROMは書き込み用に高電圧が必要でした。それも27256以降の12.5Vならパソコンのスロットから拝借する(PC-8001mk2では+12Vが供給されていましたし、個人的な書き込みなら0.5Vの差は無視しても一応書き込めます)手もあるのですが、その前の2764, 27128では21.3Vが必要だし、このときの2716では25Vが必要でした。
もっと古い1702では50V近い電圧が必要(電源だけでなくロジックラインも!)だったらしいですが、私は経験ありません。

さて25Vともなるとさすがに自分で作るしかありません。ということで参考にしていた記事どおりにTL497でDC-DCコンバータを構成します。このICは出力電圧を抵抗で分圧して内部の基準電圧と比較することによって出力電圧を決めているので、この分圧用の抵抗は外付けになり、欲しい電圧によって値を決めることになります。

MC68kボード (第1期工事編)

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MC68kボードは少しずつ製作したわけで、今回はその第1期工事(下写真の明るい部分)です。

MC68kボード 第1期工事部分
私の個人的な製作としては珍しくこの部分は回路図を(手書きメモ程度ですが)書いていました。それを発見してからとも思っていたのですがなかなか出てこないので記憶を手繰って書くことにしました。発見したら訂正も含めて紹介しますね。

この時点のスペックは以下になります。