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ポップコーンメーカーを開けてみる


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ポップコーンメーカーが壊れたので開けてみました。

ポップコーンメーカー
これがそのポップコーンメーカーです。生ポップコーンに熱風をあてて弾けさせる構造で、弾けたものは風によって外に排出されてきます。

底ラベル
底のラベルによると消費電力1200Wとかなりの大食いですが、1回の時間は3分ほどと短いのでたいしたことは無いでしょう。

2015年夏に買って以来約2年弱愛用してきましたが、先日ついに動かなくなってしまいました。温度ヒューズでも切れたかなということで分解してみることにしました。

上カバーを外したところ
上の黒いカバーはネジ3本で簡単に外れました。

問題はここからでした。本体は深いコップのような構造で、底のほうで配線されているのです。スイッチも電源コードのブッシュも外からはめ込むタイプで一度嵌めてしまうと外からは外せません。内側からは手が入らないので無理です。修理のことは全く考慮されていません。まぁ2000円しないで買えるようなものなので当然でしょう。

しょうがないのでブッシュを壊して外しました。電源コードが自由になったことで何とか手を入れてスイッチも外すことができました。

中のユニットと配線
ファストン端子を挿し直して配線を再現してみました。

上に付いている白い円筒形のものは温度スイッチと思われます。電源スイッチと直列になっており、自動的に電源を遮断します。これが付いているカップ上の部分に生ポップコーンが入ります。

その下の少し太くなっている部分がヒーターです。

ユニットを底側から
ユニットを逆さにしてみたところです。

黒いお椀を伏せたようなものは風を作り出すファンです。この風をヒーターで加熱して吹き込みます。
ファンを駆動するモータは24V DCモータ、このモータのための直流電源を上の基板で作っています。基板手前に見えているセラミックコンデンサはノイズ防止のためでしょうか、モータと並列に入っています。

基板
さて、DCモータの電源の基板なのですが驚くほどシンプルです。

右の黄色いのは0.1μFのコンデンサ、ACの入力と並列になっていますのでこれもノイズ取りと思われます。
ダイオードが4つ、これはブリッジ整流回路を構成しています。
モータの手前と奥にはコイル、電源の平滑用と思います。普通は大容量の(電解)コンデンサを並列に入れますが、このような高温になる場所には使用できませんので、コイルを直列に入れているのでしょう。
あとはモータの向こう側に先ほど見たセラミックコンデンサがあって、この基板上の部品は全てです。

ここまでで100Vから24Vに降圧する部品が全く登場していません。トランスも無いし半導体によるチョッパ等の制御もしていません。
ではどうしているのか、おそらくはヒーターを利用しているのではないかと思います。よく見るとヒーターへの線が3本あります。ヒーターは要は抵抗ですから24Vが取れるように分圧しているのでしょう。ヒーターに比べてモータの消費電力は微々たるものなのでうまい方法だと思いますね。

ただし、ヒーターの断線箇所によっては100Vがそのままモータにかかってモータも道連れで壊れます。修理しないことを前提にこの点には目をつむったのでしょう。

スイッチ
最後はスイッチ、これが故障箇所でした。

2つの端子は本来平行なはずなのですが、左側が捩れています。放電したのか黒くなっていますし、根元の樹脂も溶けた跡がありますね。測ってみたところ確かに不導通になっていました。

スイッチ交換すれば修理できそうではあるのですが、そう高いものでもないので代わりを購入してしまいました。


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