NTT技術史料館 (第2回)
NTT技術史料館の展示は前回紹介したような加入者(ユーザ)の目に直接触れるものだけではありません。むしろ普段目にすることの無いものたちの方がメインといえるでしょう。
これは初期の自動交換機、ステップバイステップ方式の交換機に使われていたセレクタスイッチです。いい全景の写真がなかったのでスイッチ部分のアップです。
この上部に駆動装置があり、中央軸の左についている接点が上下に10段移動し左右にも10段階で回転します。これで1:100の切り替えが2回路(電話は片側共通ではないので2回路で1回線分)のスイッチになっています。電話機のダイヤルは戻る時に数字に対応した数のパルス(1なら1回、2なら2回、0なら10回)を発生しますが、1桁目のパルスで上昇し、2桁目で回転するわけです。11なら左下に30なら下から3段目の右端に接続されます。
100で足りなければさらに縦続接続でき、3桁目のパルスは次のスイッチを駆動することになります。