ソノシート

2017-03-12 17:34 — asano

テーマ

今回出てきたのはソノシートです。

最近の人にはわからないかもしれないので簡単に説明すると、柔らかい素材で作られたレコード盤です。安価に製造できるのと、柔軟性があって曲げられるので、雑誌の綴じ込み付録によく使われました。

円形ソノシート
これはパソコン雑誌「PiO」の1986年4月号の付録の円形のソノシートです。紙の封筒に入っていて、封筒が雑誌に綴じ込みになっていました。

Micro2000

2017-03-11 20:28 — asano
カテゴリー

ちょっと面白いマウスが出てきました。

Micro 2000
パッと見た感じはマイクロソフトの初代インテリマウスのようですが、よく見るとロゴは「Microsoft」ではなく「Micro 2000」となっています。サイズも縦が約10cm(背景の方眼は1cmです)と一回り小さいです。

インターフェイスはUSB、移動検知はボール式です。

裏面ラベル
裏面のラベルには「IntelliMouse ®1.1A USB Compatible」と書かれています。残念ながら本物は持っていませんのでどのくらい似ているのかは不明です。

Yamaha YM2413とYM2203

2017-03-10 18:53 — asano

テーマ

カテゴリー

今日からいつものパターンに戻ります。ヤマハの音源ICです。

YM2413
ヤマハのFM音源ICのYM2413、1990年製のようです。OPLLと呼ばれていました。

調べるとどうもMSXで使用(MSX-MUSIC)されたもののようですね。ほかのパソコンの多くがAY-3-8910上位互換のYM2203を採用した中、MSXは元々AY-3-8910を使用していたにもかかわらずYM2203ではなくYM2413を選んだのは何故なのでしょう?
これには音色設定の自由度が低いなど不満もあったようですが、こだわりのある人にはMSX-AUDIOという選択肢もありました。

Z80 IX,IYのテクニック

2017-03-09 23:05 — asano
カテゴリー

8080からZ80になってありがたいことはいろいろありますが(ハード屋なら5V単一電源になったことが一番ありがたいかも)、IX,IYレジスタが追加されたこともその1つです。でもIX,IY関係の命令って意外と使いにくいのです。

まずHLレジスタと併用できないこと。これはHLレジスタを使う命令にプレフィックスとして0DDH, 0FDHを付けることでHLの部分がそれぞれIX, IYに替わり、(HL)は(IX+d),(IY+d)に替わるようになっているためです。ですから

ADD     IX,BC

はできても

ADD     IX,HL

はできないのです。
例外的に

LD      H,(IX+4)

のようにHまたはLと(IX+d)または(IY+d)の間のLD命令は使えます。

80系でリロケータブルを実現する

2017-03-08 16:38 — asano
カテゴリー

80系(8080,Z80,8085)で真のリロケータブルコード(PIC)を書くことはほぼ不可能です。

これらのプロセッサが現役だった頃、リロケータブルなコードといえば現在のPIC (Position Independent Code)の事を指していました。好きなアドレスにロードすればそのまま(書き換えたりせずに)実行できるコードです。
MC6809では普通に可能だったので、6809ファンの友人によく馬鹿にされたものです。

PICであるためには何が必要で80系では何が欠けているのか考えて見ましょう。必要なのはコード内のアドレスを正しく求め、参照できることです。

やっと確定申告を出せました

2017-03-08 13:33 — asano

テーマ

カテゴリー

ここ何週間も四苦八苦していた所得税の確定申告をやっと出すことができました。

確定申告自体は10年ほど出していたのですが、これまでは給与所得+株・FXだったのでWEB上でチョイチョイと数字を入れるだけで済んでいました。
しかし今回からは事業所得(まだ赤字ですが)でしかも青色申告なので、やれ棚卸しだ決算だと慣れないことばかりです。これまで表計算で帳簿付けてきたのですが、いざ決算書等を作ろうとするとわからないことが次から次へと出てきます。結局、専用のソフトウェアを購入して1年分を再入力することになってしまいました。
それにしても1年目はまだ慣れていない上に、開業前から持っていたカードの利用分が引き落とされたり、プロバイダ料金はいつの分がいつ請求されるか、など例外的な事項が多くて大変です。こういうことって本等にもあまり書いていないんですよね。

そんなわけで何とか仕上げて投函してきました。
あとは税務署から電話かかってこないことを祈るのみです。

80系アセンブラのテクニック

2017-03-06 18:53 — asano
カテゴリー

2日目の今日は80系(8080, Z80, 8085など)のちょっと懐かしいテクニックです。

今こんな書き方をすると、わかりにくいと怒られるか、パイプラインなどに悪影響が出たり技術的にもデメリットになったりしますので避けるべきですが、当時はそれなりにメリットもあってよく使われていました。

一つは命令の途中に飛び込むというものです。例えばこんな感じです。


   1:	8000          	    ORG 8000H
   2:	8000          	entry1:
   3:	8000  3EAF    	    LD  A,0AFH
   4:	8002  3200FF  	    LD  (0FF00H),A
   5:	8005  C9      	    RET

3行目でAレジスタに0AFHを入れ、4行目で0FF00H番地のメモリに書き込んで、リターンするだけのものです。
ここでは8000Hがエントリポイントですが、8001Hもエントリポイントと考えると以下のようになります。オブジェクトは上と一緒です。

SONY CDU561-01

2017-03-03 22:26 — asano

テーマ

カテゴリー

今回のモノは比較的初期のCD-ROMドライブです。

CDU561 正面
SONY製のCDU561というCD-ROMドライブです。

左からヘッドホンジャック、ヘッドホン用のボリューム、アクセスLED、イジェクトボタンと今のドライブと変わりはありません。右端の穴は強制的にイジェクトするためのもの、中にスイッチがあるわけではなく機械的に動かすのでそれなりに丈夫なもので押す必要があります。

挿入口に「CADDY LOADED」とあるのはディスクがセットされていることを表しています。セットされていないときは確かCDロゴの付いたグレーのカバーが見えるようになりました。