何のシールでしょう?
こんなシールが出てきました。それぞれある目的のためのものですが、それは一体何でしょう?
一つ目はこれです。
表面は金属光沢のあるオレンジ色、裏の糊の面は黒色でした。サイズは12mm×16.5mm程になります。字が書けるように表面が仕上げてあるのでツルツルではありません。
メーカによっては銀色のものや、ロゴの印刷されたものなどもありました。
これを使っている写真もここに載せたことがありますよ。
もう一つはこれです。
リードフォーミング
続・懐かしいトランジスタたちでリードフォーミングについて軽く触れましたが、手持ちのものの中に他にもありました。
これは前に取り上げた東芝の2SA1020です。間隔が2.5mmになるように加工されています。
これも同じく東芝の2SC2383、ロット番号「2G」に下線がありますので鉛フリー品と思われます。
Intel 8741A
今回はちょっと変わったシングルチップのマイコンを紹介しましょう。
IntelのQD8741Aです。パッケージの違いはサフィックスで表すところが多いのですが、Intelはプレフィックスで表していて「D」はCERDIPになります。その前の「Q」は何でしょう?
さて、この8741Aは8748シリーズと同じ命令体系のマイコンで1kバイトのUV-EPROMと64バイトのRAMを内蔵しています。I/Oデバイスとしては8ビットのタイマと18本のGPIO、そして8ビットのバスがあります。
ちょっと変わっているのは最後のバスなのです。
当然80系のバスなのでRD, WR信号もあるのですが、これらの信号は出力ではなく入力ピンです。
GP2X-F100 (分解編)
いつものようにGP2X-F100を分解してみました。
まずは裏ブタを開けてみたところです。
チェックランドがたくさんありますね。
電池ホルダの端子は基板に直接ハンダ付けされていました。反対側の端子はホルダ側に付いています。
両側に付いている赤黒の線はスピーカへの配線です。
ここまでは簡単に開いたのですが、この先はパズルのようでした。
本体+裏ブタという構造ではありません。周囲の部分を外さないと基板が取り出せないのですが、変形させながらでないと外せません。写真の上の部分は変な固定がされていて基板と一緒に外さないといけないし...
GI AY-3-8500-1
今回のものは「昔はこんなものを一般に売っていたんだ...」というデバイスです。
これはGIのAY-3-8500-1です。赤いマーキングというのも珍しいですが、よく見ると消した痕のようにも見えますし、型番だけというのも怪しいですね。
実は購入したのは去年、国内のショップからなので最近の悪意あるリマーク品とは違うと思うのですがどうでしょう? マーキングにはマージナルゾーンのようなものが見え、スタンプで押したような印象を持ちます。騙す目的ならもうちょっとそれらしくすると思うのですが...
さて型番からAY-3-8910 PSGやAY-3-1350 オルゴールに似ていることからサウンド関係と思われるかもしれませんが、違います。
マルツ と Digi-Key
最近、「Digi-Key社取扱い全製品680万アイテム以上を1個からマルツで購入できます」という広告をよく見かけます。
これを見て真っ先に思ったのはLCC84ソケットが安く買えるかも、でした。
単価が約1,700円だけど購入単位が100個と書いたのはDigi-Keyだったのです。上の謳い文句が本当なら1個から買えるのか、少し割り増しになっても3,000円よりは安く買えるのでは、と期待して見に行ったのですが...
残念、やはり100個単位でしか買えないようです。嘘つき...
これ、もともと需要が少ないのかDigi-Keyでは「非在庫保有商品」の扱いになっています。100個というのはおそらくメーカの出荷単位で、在庫にならないようにしているのでしょう。
マルツにしても在庫リスクは負えないと判断したのでしょうね。
事情は理解できるのですが、あの広告はいいのかなぁ。
PCI-SC200 SCSIボード
Ultra Wide SCSI対応のDC-390Fを前に紹介しましたが、これは同じ系列のコントローラ搭載のボードでFast SCSI対応のものです。
PCI-SC200、マザーボードやEee PCなんかで有名なASUSTeKの製品です。
Adaptecのものに比べてはるかに安価だったので何枚も持っていました。ただUltra SCSI対応版が出なかった(少なくとも入手できなかった)ので私は後にはTekramのSC-390シリーズに移行してしまいました。
右下のQFP、NCR53C810がコントローラです。その左にはPCIのボードには珍しいジャンパピンがありますね。INTA~INTDとあるので割り込みです。普通はこれを切り替える必要はなかったはずです。
左のブラケットのところに2ついるDS2107ASはSCSIのターミネータです。
Hitachi HD63C09P
HD63C09EPを以前取り上げましたが、これは「E無し」のHD63C09Pです。
日立のHD63C09P、3MHzのC-MOSです。
HD63C09EPでは2相クロック(EとQ)を外部から供給しなくてはなりませんでしたが、このE無しでは水晶を直接接続できます。あるいは単相のクロックを供給することも可能です。
EとQも入力ではなく出力端子となっています。
パッと見「E有り」の存在意義がわからないかもしれません。余計なクロック生成回路が外部に必要になってしまうわけですから。