LM324 と TA7359
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いつもロジック(それもマイコン関係)が多いので、たまにはアナログのデバイスを取り上げてみます。
National Semiconductorの単電源オペアンプ LM324Nです。この14ピンのパッケージに4回路入っています。
「単電源」というのはVEE(負電源)をGNDに接続して使用できるということで、マイコン回路のA/D,D/Aコンバータのバッファ等には便利なデバイスです。
いつもロジック(それもマイコン関係)が多いので、たまにはアナログのデバイスを取り上げてみます。
National Semiconductorの単電源オペアンプ LM324Nです。この14ピンのパッケージに4回路入っています。
「単電源」というのはVEE(負電源)をGNDに接続して使用できるということで、マイコン回路のA/D,D/Aコンバータのバッファ等には便利なデバイスです。
またも30ピンSIMMを取り上げたいと思います。2種類が4枚ずつ、計8枚がまとまって出てきました。
上のものに載っているのはHM514100BS7、4M×1bitのDRAMです。「S」はパッケージがSOJを示しており、他にZIP (Zig-Zag In-line Package), TSOP (Thin Small Outline Package)のものもデータシートには記載があります。このあたりからDIPはなくなってしまったようです。アクセスタイムは70ns、1994年の韓国製です。
下のものはHM514100AS6、同じく4M×1bitのDRAMです。「B」⇒「A」は一つ前のものであることを表しています。製造年も1年前の1993年です。
コンピュータ関係から離れて、電気からも離れて、古いレコード盤です。
このような袋に入ってダンボールに挟まれた状態で発見されました。袋は厚手の封筒のような紙製で、中央にはレーベルが読めるように穴があいています。
中身を出してみました。ズッシリと重みがあります。直径は25cmほどでしょうか。サイズはLPレコード(最近注目を集めていますね)と似ていますが別物です。
「出土品」を取り上げるのは久しぶりですね。今回はSony製のSRAMです。
CXK5864BSP-10L、8k×8bit構成の64k SRAMです。データシートをみると「8,192-word × 8-bit High Speed CMOS Static RAM」とあり、「-10L」なので一瞬10ns品を期待してしまいましたが、よく読んだら100ns品でした。70ns,100ns,120nsのラインナップはこの頃のSRAMとしては特別高速ではないと思うんだがなぁ。
一応今回で「グラフィック事情」は最後の予定です。
前回の「ハイレゾ」以降もいろいろな進化がありましたが、力技で面白くないのと私があまり詳しくないので項目だけ並べておきます。
それと書き忘れたことがいくつかあるので、最後にそれを書いておきます。
日本のパソコンでよく使われたコントローラには以下のようなものがありました。
解像度が上がり色数が増えると書き換えなければならないメモリが増え、相対的に速度が低下します。もちろんCPUに余裕があればよいのですが、そうも言っていられません。ここでは当時の工夫や仕掛けをいくつか見ていきます。
まずソフトウェアだけでできる方法です。直線や円などの描画アルゴリズムの選択はもちろん重要ですが、場合によっては続・80系アセンブラのテクニックのような小手先のテクニックが有効な場合もありました。
当初グラフィック描画には(BASIC用に)ROMに搭載されたルーチンを呼び出すことが多かったのですが、各機種用の高速描画ルーチンが雑誌等に発表されるようになりました。同機能で最適化したもの、頻繁に使う機能に絞ってさらなる高速化を実現したもの、より多機能化したものなどいろいろありましたね。ソフトメーカも独自に作っていたはずです。
640×200, 640×400ドットが実現すると、次なる改良の方向は使える色数の拡大へと向かいます。
あたりが理由でしょう。
最初はソフトウェアだけでできるタイルが使われました。
当時大きな画像は線を繋げて輪郭を作り、その中を塗りつぶすという手法がよく用いられました。
さらに一部の機種では640×400ドットが使えるようになりました。
日本語(漢字)を表示したときに12行ではやはり不便であること、ドットが極端(約1:2)な縦長では使いにくかったことが理由だったのではないかと思います。
これには大きく2通りのアプローチがありました。
一つはFP-1100などで使われた方式です。モニタは640×200で使われていた水平同期周波数が15.7kHzのものをそのまま使用し、インターレススキャンすることにより縦方向の解像度を倍にするのです。実質的な垂直同期周波数が半分になるので若干のちらつきが発生しますが、使えないほどではありませんでした。またインターレスで使うことを想定した長残光性のモニタもありました。