現在地

パーソナルなコンピュータのサウンド事情

以前「メモリ事情」を書きましたが、今回はサウンド事情について書いてみたいと思います。

  1. 初期のサウンドの目的はエラー等の発生時に注意を促すことでした。これならビープで事足ります。
    最も簡単なのは一定の周波数の信号(通常何らかのクロックを分周するが、専用の発振回路でもよい)をソフトウェアでOn/Offして一定時間鳴らす方法です。
    長さもハードウェア処理でも良いのですが、ソフトウェア処理ならハードウェアは1ビットの出力ポートとゲート1つで済むのでこちらが選ばれることが多かったです。

    PC-8001や初期のPC-9801シリーズなどがこの方式でした。

    PC-8001ではOn/Offを高速で切り替えることによって音楽らしきものを鳴らすというテクニックがありましたが、ビープの2.4kHzが混ざってしまうこと、表示のためのDMAによりCPUが停止する期間があり正確な周期でOn/Offできないことから、濁った音しか出せませんでした。

168ピン DIMM

テーマ:

カテゴリー:

いつ何に使ったのかよくわからないDIMMも出てきました。

表面
こちら側が表面です。端子数は片面に84、両面で168になります。10ピンと11ピンの間、40ピンと41ピンの間には逆挿しなどの防止のためのノッチがあります。その他の端子の無い隙間は未使用のためにパターンが無いだけでピン番号は振られています。

NS32081 FPU

テーマ:

カテゴリー:

NS32C201に引き続きFPUのNS32081も確保できました。

NS32081D-10
10MHz版のNS32081D-10です。32ビットまたは64ビット浮動小数点数の加減乗除が可能です。

NS32000ファミリの一員でNS32008, NS32016, NS32032にそのまま接続可能ですが、FPUとしては比較的初期の登場であったためか他のプロセッサとともに使用されることも多かったようです。MC68881登場以前はMC68000シリーズにも接続されたとか。

PC-9801F2 FDCボード

カテゴリー:

前にPC-9801F2 (分解編 その1)でFDCボードが抜かれていると書きましたが、それらしいボードが出てきました。

FDCボード 表面
これが本体内の専用スロットに搭載されます。カードエッジコネクタ部には未使用があり、専用スロットなのになんで必要の無い端子があるのか疑問かもしれませんね。

Ni-MH バッテリパック

テーマ:

このバッテリパックはMDウォークマンのもの、本体とともにと思っていたのですがなかなか本体を発見できないので単独で書きます。

BP-DM20 上面
SONYのBP-DM20、単3型のNi-MH電池を2つ一体にした形状です。

2つは結線されているわけでもなく、また向きも逆になっています。これは電池ホルダを普通の乾電池と両用にするためです。このバッテリパック用のホルダには乾電池も入れることができます。

Toshiba TC51832

テーマ:

カテゴリー:

これはよくある256k (32k×8bit) SRAMかと思ったら、擬似SRAMでした。

TC51832SPL-10
Toshiba製のTC51832SPL-10という擬似SRAM、32k×8bit構成でアクセスタイムは100nsというものです。

以前μPD4168Cのところでも書きましたが、擬似SRAMとはDRAMのメモリセルとSRAMのインターフェイスを持つメモリデバイスのことです。大容量化に向いたDRAMメモリセルと扱いの容易なSRAMインターフェイスと、DRAMとSRAMのいいとこ取りをしたものですが、リフレッシュの必要性からは逃れることができません。

リフレッシュを行なう上で問題となるのはカウンタをどうするかといつ行うかということです。

変わったマウスを発見

カテゴリー:

ちょっと変わったマウスを発見しました。出てきたのは新品同様でしたが、試した記憶もあるので2つ以上買っていたのだと思います。

箱
箱入り状態でした。

Windows 95のマークがあるので時期がわかりますね。
WinPoint Rollerless Optical Mouseということでボールが無いのは確かなのですが、これを「Optical」と呼ぶのにはかなり抵抗があります。

  • マウスパッド不要
  • 狭い場所で使える
  • ローラ無し ゴミによる問題なし

どれもウソではありませんが...

よく見ると580円の値札がありますね。複数買ったのも納得できます。

ステッピングモータ

テーマ:

カテゴリー:

今回出てきたのはステッピングモータ、数個ずつ2種類ありました。

ステッピングモータ
2種類を並べてみました。サイズはほぼ一緒ですが、軸とフランジの関係が逆ですね。細部もいろいろと異なっています。

ステッピングモータの他、ステップモータ・ステッパ・パルスモータなどとも呼ばれます。同期電動機の一種で入力するパルスの数に比例して回転するのでオープンループ制御でも正確な位置決めが可能です。反面、高速回転には向きません。

ジャンク基板

テーマ:

カテゴリー:

プリント基板の入ったレジ袋が出てきまして、中を確認したらこんなものが入っていました。

出てきた基板
細長い形状の基板、写っているのは2枚だけですが、同じものが4枚もありました。

パッと見でキーボードのコントローラらしいとわかります。「ACK-210」というのが怪しいと思って検索してみたところ、Solid Year ACK-210というPS/2キーボードが引っかかりました(リンク参照)。基板は同一ではありませんが、形状やコントローラICなどよく似ています。コントローラのデートコードも私のは9610(1996年)でリンク先のは9947(1999年)なので、その間に改良されたのでしょう。

Libretto 110CT バッテリパック

カテゴリー:

Libretto 110CTの予備に買ったバッテリパックも見つけました。

PA2503U
PA2503Uということは大容量バッテリパックですね。標準のものはPA2502U、外形・サイズは同一だったと思います。

10.8V 2400mAhということは3セルですね。

ノートPCのバッテリパックは奥の方(ヒンジ付近)にあるものが多いですが、Librettoシリーズでは手前側に付きます。LCDを大きく開いたときでも重心が後ろにいきすぎないので膝の上でも安定して使えました。

ページ

Electrelic RSS を購読