タイプライタの取説
以前タイプライタを取り上げましたが、その取説を発見しました。
これが表紙、全部で10ページ程の冊子です。
「スミス・コロナ・スタンダード・ポータブル」というのが名称のようです。一応キャリングケースに入れて持ち運べるので「ポータブル」なのでしょうが、今の感覚ではとても「ポータブル」などと呼べる重さではありません。
本文には「Galaxie Deluxe型とClassic12型のみ」といった記述があり、少なくとも以下のようなバリエーションがあったようです。
- Classic 12
- Galaxie Deluxe
- Super Sterling
うちのは「Classic 12」です。
キリル文字型番の2764
本記事は「ロシアの2764」というタイトルで公開していましたが、ロゴを元に調べたところウクライナ製らしいということがわかり(リンク参照)、タイトルも含め訂正しました。
8080と一緒に買ったキリル文字型番のUV-EPROMです。
2764相当品です。デートコードは「9305」なので1993年でしょうか。
GAL動かしてみた 第3回:GAL内部とオープンドレインの制約
前回予告したようにGAL16V8でオープンドレイン出力を実現するときの制約について書いてみます。
これ説明するためにはGAL16V8の内部構成の知識がある程度必要です。そこでデータシート記載のブロック図を見てみます。

同等の回路が並んでいるのでこれは一部分、全体の約1/3ほどです。
左側の格子状になっている部分がプログラマブルANDアレイ、右側のOLMCと書かれている部分がマクロセルと呼ばれます。
まずはANDアレイからです。
縦の線には各入力ピンからの信号とその反転信号が接続されています。例えば左端の線はピン2の信号、次はその反転信号、その次はピン1の信号といった具合です。動作モードによってはちょっと違う信号もありますが、今のところは気にしなくても大丈夫です。
GAL動かしてみた 第2回:16V8でオープンドレイン
前回は開発環境を準備したところまで書きました。あとは目的の論理を書くだけと言いたいところですが、ちょっと気になることがあるので先に試してみることにします。
それは以下のような箇所があることです。

オープンドレインによる(負論理の)ワイヤードORです。上の2つは実際は独立したオープンドレインバッファではなくLSIの出力がオープンドレインになっています。
残念ながらGAL16V8にはオープンドレイン出力の機能はありません。探すとオープンドレイン対応のGAL16VP8というものが存在したようなのですが、今さら入手は難しいでしょう。念のためにAliExpressとeBayを見てみましたが発見できませんでした。
GAL動かしてみた 第1回:開発環境
ちょっと訳あってGAL動かしてみました。
これまでにも勤め人時代にAltera(今はIntelになっています)のEPM7128とかLatticeのLC5256MVなんかは使ったことがありました。公式には私はソフトウェア担当だったのですが、いろいろあって回路やこのようなPLDの設計も何度かやる機会もあったのです。
個人的にはGALやXilinxのXC9500など必要になったら使えるようにデバイス調達したり書き込み環境準備したりしていたのですが、いつも汎用ロジックで何とかなってしまい実践する機会がありませんでした。
そんな中、機会が到来しました。
Zilog Z8594
またちょっと変わったデバイスを入手してみました。
ZilogのZ8594RSというものです。
以前取り上げたZ8613とそっくりな外観です。ピギーバックタイプですから何らかのマイコンであることは間違いないでしょう。
型番のZ8594からするとZ8000ファミリの一員、ノンマルチプレクスバスのペリフェラルの可能性が高そうです。
これは一体どういうこと?
ということでデータシートを探して確認したところ、UPC(Universal Peripheral Controller)というものでした。Z8マイコンのレジスタファイルの一部を外部からアクセス可能にしたもので、このレジスタファイルを介してメインプロセッサと通信しながらI/Oサブシステムを構成します。
C78010BD031
安かったし同じ送料を払うならということで何かのついでに購入したまま忘れていました。
EPSONのC78010BD031、どうやらNECのμPD7810らしいという未確認情報があったような記憶があります。
両者の写真を見比べると非常によく似ていることがわかります。
NECロゴがEPSONに変わっていることと、型番のフォーマットが異なっているくらいでしょうか。
以前、EPSON HC-88 (分解編)のメイン基板にも以下のようなEPSONマーキングのICがありました。
Yoのけそうぶみ
えらく懐かしい本を発見しました。
Yoのけそうぶみ、「けそうぶみ」とはいわゆるラブレターのことですがアスキー出版局とあり ??? となるかもしれませんね。
本書はYoこと鷹野洋子さん(当時大学の物理学科の学生です)がコンピュータについて感じたことを綴ったエッセイで月刊ASCIIに1982年1月号から1985年3月号まで連載されました。その後何回か単発で掲載された物を加え1987年に単行本化されました。
もう40年近く前のものですが、当時の状況を知ると言う意味で価値はあるかなと思います。
ということで久しぶりに読み返してみました。
最近のお買い物(2020/4)
前回も書きましたが外出自粛要請の中読書量が激減しています。電車の中かファミレスで食後にコーヒー飲みながらが一番進捗があるのですが、どちらもできないので...
もともと自宅でなので外出できないと言っても部品の買出しができないだけ(どうしても必要なら通販あるし)と簡単に考えていましたが、昼食を食べに行けないのが地味にきつかったりします。