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どこでもドア (製作編)

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たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。


「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。

National Semiconductor DP8390

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今回はナショセミのDP8390、ネットワークコントローラです。


これがDP8390CNです。ずいぶんと細長い感じがしますが、それもそのはずで48ピンDIPという巾600milのDIPではおそらく最大級のパッケージに入っています。48ピンより上の64ピンDIPは普通は巾900milで、巾600milというのはデータシートで見たことはありますが実物を見た記憶はありませんね。
何でこんなにピン数が多いのかといえば送受信バッファのRAMを外付けするためで、集積度の上がった現在ならRAMは内蔵できこんなピン数は不要なはずです。

EPSON ソフトウェア・インストレーション・プログラム

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EPSON製のPC-9801互換機を購入すると付いてきたものです。


NEC製のパソコンPC-9801シリーズは一時期日本で絶大なシェアを誇っていました。それに便乗しようとEPSONは互換機を発売したわけですが、当然NECとしては面白くありません。そこで自社のソフトウェアに互換機かどうか判別して動作させなくする細工を施しました。
それに対しEPSONは互換機チェックを無効化するパッチを作成し、パッチをあてるツールとしてこのソフトウェア・インストレーション・プログラム(略してSIP)をパソコン本体に付属させたのです。

「リストルーペ」だったかな?

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その昔、プリントしたリストを見るためと称して売られていたものです。


確か「リストルーペ」という名前だった気がします。ケチって長さの短いものを買ってしまったので、アセンブルリストはともかくBASICやC言語のリストを読むには向いていませんでした。

ISA シリアル・パラレルカード (2S2P)

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今ではPCのマザーボードからシリアルやパラレルのポートは外されてきていますが、大昔も非搭載でした。USBなど影も形も無い時代にどうしていたかというと、これらのインターフェイスは拡張カードを挿すのが当然でした。


私がPCを組み立て始めた1990年代初めはFDD・HDD(IDE)・シリアル・パラレルの各インターフェイスを1枚にしたマルチI/Oカードが主流でした。これはシリアル・パラレルのみの、それもシリアル×2+パラレル×1という構成が多い中でシリアル×2+パラレル×2という珍しいものです。この構成を「2S2P」などと略していました。

8085ふたたび

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8085は以前紹介しましたが、もう一つ出てきました。


写真上は前に紹介したNECのμPD8085AC-2、下が今回発見した同じくNEC製のμPD8085AHC-2になります。

型番上の違いは「H」の有無だけですが、データシートによると「H」はHMOSを表し消費電流が少ないようです。最大で170mAが135mAですから、劇的に少ないわけではないですね。本気で消費電流を減らすにはCMOS版を待つ必要があります。例えば沖電気のMSM80C85なら最大で20mAまで少なくなっています。
その他「NEC」のロゴも変わっていますね。ロゴ変更は1992年だそうですから、「8335HD」「9340MD001」の「83」「93」が製造年でしょうか?

Sharp LH0083A Z80A-DMA

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数日前にZilogオリジナルのZ80 DMAを紹介しましたが、シャープ製のもありました。


上が前に紹介したZilog製のもの、下が新たに発見したシャープ製のものです。こちらも4MHz品ですね。

実はこれまでに部屋から合計3つ(Zilog×2, Sharp×1)のZ80 DMAが発見されています。
こんな使うあてのないものをいくつも買ってしまったんだろう。Z80DMAとかSIOって昔は高価だったので、安いものを見かけるとつい買ってしまうのだろうか? そういえばZ80 SIOも大量に見つかっているから、やはり割安感があるのだろうなぁ。

Zilogの型番とSharpの型番はこんな対応になっています。

Western Digital WD33C93 「A」付きもありました。

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以前紹介したWD33C93の改良版WD33C93Aも見つけました。


これが「A」付きのWD33C93Aです。前のが1988年製に対してこれが1991年製ですから、その間に切り替わったということでしょう。

肝心の「A」の有無による相違点なのですが、両者のデータシートをざっと見比べただけではわかりませんでした。同期転送時の速度が向上したらしいのですが、はっきりしません。WD33C93Aの方には非同期で2.5MB/sec, 同期で5MB/secと明記されていますが、WD33C93の資料には転送速度の記述が見あたらないのです。やはりタイミングチャート等をしっかり見るしかないようです。
ちなみにWD33C93から48mAのドライバを除いたWD33C92というのもあったみたいです。

Hitachi HD6445 CRTC-II

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日立製のCRTコントローラHD6445が出てきました。


ベースは日立が開発したHD46505 CRTC(シャープのX1等多くのパソコンに使用されました)です。これは後にモトローラからもMC6845の名で出荷され、CRTコントローラのベストセラーの一つです。これをC-MOS化するとともに拡張したのがHD6345 CRTC-IIで、これは68系バスだったのですが80系に変更したのがこのHD6445になります。
日立は後に更に拡張したACRTC (Advanced CRTC)をリリースすることになります。これは拡張というより全く原型を留めないほどの変更ですね。「CRTC」の名前を引き継いだという方が正確なところです。

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